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イシナガキクエを探しています【考察】写真は呪物!?キクエを追い続けた老人の狂気の真相とは?

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「イシナガキクエを探しています」テレビが2024年4月から5月にかけて放送した衝撃のフェイクドキュメンタリーが、注目を集めました。

私も「そういえばこの手の情報番組、昔はたくさんあったよなあ」と個人的にも懐かしく思いながら、初めはのんびりと見ていましたが、話が進むにつれ???の連続。表面上は失踪者捜索番組でありながら、その実態は複雑で不可解な怪奇譚?…いや、もしかしたら猟奇的!?

55年前に失踪した女性を追い求める老人の物語が、単なる公開捜索番組の枠を超え、愛と呪詛が交錯する奇怪な物語へと変貌していく様は、多くの視聴者を戸惑わせました。

以降、ネタバレも含まれます。

作品の基本情報

放送局:テレビ東京
放送期間:2024年4月30日~5月18日(TV放送3回)+5月24日(TVer限定配信1回)
制作:大森時生プロデューサー、寺内康太郎、皆口大地、近藤亮太
出演:安東弘樹、サーヤ(ラランド)、神崎一郎(元警視庁刑事)
番組形式:公開捜索番組形式のフェイクドキュメンタリー
主要:米原実次(享年84歳)、稲垣乙(霊能者・故人)、イシナガキクエ(22歳で失踪)

2024年11月10日現在、Tver、U-NEXT、YouTubeで視聴できます。

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イシナガキクエの正体についての考察

イシナガキクエという存在の真相は、単なる失踪者ではなく、より複雑で不可解な現象であることが作品を通じて示唆されています。写真や目撃証言、処置と呼ばれる儀式など、様々な要素から浮かび上がる謎の数々を見ていきましょう。

写真に映る姿の謎

第1話で米原さんが提示した写真には、通常の写真では考えられない特徴が見られました。この不可解な写真の存在は、イシナガキクエという存在の超常性を強く示唆するものでした。

輪郭がぼやけ、背景が透けて見える不自然な姿
AIによる補正を試みても完全な顔貌が現れない
撮影時期や場所が特定できない不明瞭さ

これらの特徴から、イシナガキクエは実体を持たない霊的存在である可能性が高いと考えられます。特に、写真がぼやける現象は、心霊写真に見られる特徴と一致しています。

注目すべきは、米原さんが当初この写真の存在を最後の最後まで否定していた点です。「写真はない」と言っていた米原さんが、番組スタッフに「信用してもいいですよね?」と確認した後に写真を提示したことは、この写真に特別な意味があることを示唆しています。

写真の現像方法や保存状態についても不可解な点が多く見られますし、背景が透けて見える現象は、二重露光などの技術的なミスでも説明がつかないものでは?

イシナガキクエは複数存在する?

第2話で発見された35枚の番号が付いた写真や、米原さんの「35体」という発言から、イシナガキクエは単一の存在ではないことが示唆されています。この複数性という特徴は、従来の心霊現象とは一線を画す特異な現象かもしれません。

服装や場所が異なる複数の写真の存在
全国各地からの目撃情報
同時期に複数の場所で目撃される現象

この複数性については、以下のような可能性が考えられます。

分裂増殖説

– 元々のイシナガキクエが何らかの理由で分裂
– 処置の失敗により新たな個体が生成
– 霊的エネルギーの拡散による自然発生

憑依現象説

– 特定の条件下で人々に憑依
– 「代理人」との関連性
– 儀式的な処置の必要性

集合的無意識説

– 人々の記憶や意識の中で実体化
– 目撃情報の増加による存在の強化
– 番組放送による認知拡大の影響

「処置」が必要とされる背景

米原さんと乙さんが行っていた「処置」という行為は、イシナガキクエという存在の危険性を示唆しています。第4話で明らかになった映像資料からは、この処置が極めて組織的かつ計画的に行われていたことが判明しました。

放置すると災いをもたらす可能性
複数の専門家による継続的な対応の必要性
厳密な儀式的手順の存在

処置の必要性を示唆する具体的な事象として、以下のような出来事が確認されています。

米原家の悲劇

– 家族全員の若死に
や病気による突然の死
– 世代を超えた不幸の連鎖?

処置に関わる人々の存在

– 複数の協力者の存在
– 専門的な知識を持つ集団?
– 世代を超えた引き継ぎの可能性?それとも宗教団体の一種?

処置の緊急性

– 発見から処置までの時間的制約
– 厳密な手順の必要性
– 失敗時のリスク

特に注目すべきは、処置が失敗した際の影響です。乙さんの遺品から見つかった映像には、処置の失敗を示唆する不気味な場面が記録されていました。口からエクトプラズムのような物質を噴出する女性の姿は、処置の危険性を如実に物語っていた…と考えられるのでは?

米原と稲垣乙の「処置」の真相考察

番組の進行とともに明らかになった「処置」という行為の詳細は、この作品の中核を成す重要な要素です。米原さんと乙さんによって執り行われていたこの儀式的な行為には、特殊な規則や手順が存在していたことが第4話で明らかになりました。

代理人選定の基準

処置において重要な役割を果たす「代理人」の選定には、厳密な基準が存在していたことが映像から読み取れます。

イシナガキクエと同年代の女性であること
身体的特徴の一致
霊的な感受性の存在も関係ありそう?

代理人の選定プロセスについては、以下のような特徴が確認されています。

■外見的な類似性
– 体格の近似
– 髪型や容姿の類似
– 年齢の一致

■特殊な条件
– 生年月日との関連性
– 出身地との関係
– 家族構成の類似

これらの条件は「処置」の成功率に大きく影響を与えていたと考えられます。特に、乙さんの遺品から発見されたテープには、代理人の選定に失敗したと思われるケースも記録されていました。

儀式の意味と効果

処置と呼ばれる儀式には、複数の段階と厳密な手順が存在していたことが映像資料から判明しています。この儀式は単なるお祓いではなく、より複雑な意味を持つものでした。

白い布による遺体の梱包
特定の呪文や祈祷の実施
遺体と写真との紐付けと埋葬

儀式の各段階には、それぞれ以下のような意味があったと考えられます。

■準備段階
– 代理人の確保
– 儀式場所の選定
– 必要な道具の用意

■執行段階
– 霊魂の転移
– 封印の実施
– 写真との同期

■処理段階
– 遺体の埋葬
– 現場の浄化
– 記録の保管

乙さんの遺品に残された映像には、1975年から1985年にかけての複数の処置の様子が記録されており、その手順は一貫していました。

35という数字の謎

米原さんが37年前のテレビ番組出演時に語った「35体」という数字には、特別な意味が込められている可能性があります。この数字は単なる処置の回数を示すものではないかもしれません。

写真に振られた番号との一致
処置の完了を示す指標
何らかの呪術的な意味

特に気になるのは、35体目の処置を境に、米原さんが乙さん以外の除霊師に協力を求め始めた事実です。これは35という数字が、何らかの区切りを示している可能性を示唆しています。

米原とキクエの関係性考察

番組の最終回で明らかになった骨壺の中の写真は、米原さんとイシナガキクエの関係性に新たな解釈をもたらしました。当初は謎に包まれていた二人の関係は、愛と執着が交錯する複雑なものだった!?

「家族のような」という表現の真意

番組冒頭で米原さんが語った「家族のような」という表現には、深い意味が隠されていました。この言葉の裏には、表現できない複雑な感情が存在していたと考えられます。

直接的な関係性を明かせない事情
失われた過去への思い
贖罪の意識との関連

米原さんが語る際の表情や口調の変化も気になりました。イシナガキクエについて語るとき、その表情には懐かしさと苦悩が同時に浮かんでいました。

写真を隠していた理由

第1話で米原さんが、当初にキクエの写真の存在を否定していた背景には、複雑な意図が存在していたと考えられます。

写真の特殊な性質への認識
他者への影響への懸念?
個人的な想いの保護

保護的な意図

– 写真を見る者への影響
– イシナガキクエの存在の拡散防止
– 処置の秘匿性維持

個人的な感情

– 最後の絆としての保持
– 記憶の私有化
– 罪悪感との関連

米原さんが写真を公開したタイミングも重要です。テレビ局のスタッフを「信用してもいいですよね」と確認してからの公開は、その決断に大きな覚悟が必要だったことを示しています。

骨壺の写真が示唆するもの

第4話で発見された骨壺の中の写真は、米原さんとイシナガキクエの関係性を決定的に物語るものだと考えられます。

若かりし日の2人の親密な様子
三面鏡を使用した自撮り写真の存在
骨壺という保管場所の意味

二人の関係性の本質

– 恋愛関係の存在?
– 将来を誓い合った可能性?
– 突然の別れ?

写真の特殊性

– 三面鏡の使用意図は?
– 複製現象との関連は?
– 封印としての意味?

特に重要なのは、この写真が見つかった場所です。骨壺の中という保管場所は、イシナガキクエの死が、この物語の起点となった可能性を強く示唆しています。

テレビ局の意図についての考察

米原さんの死後もなお、テレビ局が公開捜索番組という形式でイシナガキクエの存在を追い続けた背景には、複雑な意図が隠されていた可能性があります。通常の情報番組とは異なる特殊な演出や情報の取り扱い方には、独特の意図が感じられました。

密着取材の真の目的

2023年10月から2024年1月まで行われた米原さんへの密着取材には、表面的な動機以外の目的が存在していた可能性があります。

取材開始のきっかけが不明確
一人のケースに対して、異常に長期の取材期間
米原さんの死後も続く取材が不自然

取材手法の特異性

– 生活全般への密着
– 周辺住民への詳細な聞き込み
– 写真や資料の収集

記録方法の特徴

– 複数のカメラによる同時撮影
– 音声の詳細な記録
– 夜間の撮影

特に注目すべきは、取材班が米原さんの言動や行動を詳細に記録し続けていた点です。これは単なるドキュメンタリー制作以上の目的があったことを示唆しています(フィクションとはいえ、尋常ではない執着を感じました)

スタジオ演出の異様さの理由

公開捜索番組という形式を取りながらも、スタジオでの演出には独特の違和感が漂っていました。

特に違和感を感じたのは第3話。司会の安東弘樹アナウンサーが一人で進行を務め、スタジオには他のゲストや電話オペレーターは登場しませんでした。 それを、番組内で特に説明することもなく…

アナウンサーの単独進行は、番組制作陣が何らかの「尋常ではない事実」に気付いた可能性?をほのめかすかのようでした。

情報開示の意図的な操作

番組を通じて行われた情報開示には、特定の意図に基づいた操作が見られました。特に写真や映像の開示タイミングには、計画的な要素が感じられます。

情報開示の段階的な実施
視聴者の反応の観察
意図的な情報の制限

映像の取り扱いの不自然さ

– 編集による効果の演出
– ノイズの意図的な挿入
– 音声の処理方法

情報の制御

– 視聴者提供情報の選別
– 専門家意見の制限
– 追跡調査の範囲

特に注目すべきは、第4話をTVer限定配信とした判断です。この決定は、テレビ局が持つ情報の重要性と危険性を認識していたことをほのめかしています。

未解明の謎への考察

全4話を通じて明らかになった多くの事実がある一方で、依然として解明されない謎も数多く残されています。これらの謎は、イシナガキクエという存在の本質に関わる重要な要素です。

米原宅を捜索した人々の正体

米原さんの死後、深夜に家を捜索していた人々の正体は最後まで明らかにされませんでした。この謎の集団の存在は、事件の背後にある大きな構造を示唆しています。

組織的な行動パターン?宗教団体的な?
目的を持った捜索?
特定の物を探している様子?

捜索者たちは複数人で連携し、人目につかない時間帯を選択して行っていました。この集団が具体的に何を持ち去ったかについては番組内で明確にされていませんが、米原氏が生前に保管していた「イシナガキクエ」に関連する写真や遺物が、何者かによって持ち去られた可能性が暗に示唆されています。

稲垣乙以外の除霊師たちの存在

米原さんが乙さん以外の除霊師に処置を依頼しようとしていた事実は、より大きな組織の存在を示唆しています。

複数の除霊師の関与?
独自の情報網の存在?
秘密裏の活動?

米原の死の真相

米原さんの死は公式には焼身自殺とされていますが、その真相については多くの疑問が残されています。特に死の直前の状況には、不可解な点が多く見られます。

自殺する理由の不明確さ
死亡時の不自然な状況
遺された物品の謎

状況の不自然さ

– 複数の焼け跡の存在
– ポリタンクの配置
– 発見時の状態

タイミングの謎

– テレビ局への情報提供後であること
– 写真公開との関連は?
– 深夜の時間帯

特に重要なのは、YouTuberキラフさんが撮影した映像に写り込んでいた炎の映像です。

この映像は、米原さんの死が単なる自殺ではなく、最後の「処置」であった可能性を示唆しています。米原さん自身が「代理人」となり、最後の封印を試みた可能性も…ゼロではないかも!?

イシナガキクエという怪異の本質は謎のまま【考察の総括】

米原とキクエは恋人同士であり、キクエの死が全ての発端である可能性?
米原の降霊の試みが失敗し、キクエが複数の怪異として出現した可能性?
処置には代理人という生贄が必要で、35体もの犠牲者が存在した可能性?
乙を中心とした除霊師たちが組織的に処置を実施した可能性?
代理人には若い女性が選ばれ、米原の家族も犠牲になった可能性?
写真に写るキクエの姿は霊的存在の証?
全国各地での目撃情報は怪異の拡散を示唆?
テレビ局の取材が新たなキクエ出現の引き金に?
米原の死は最後の処置として自身を代理人に選んだ可能性も!?
骨壺の写真は、愛と呪いが交錯する物語の証拠?
乙以外の除霊師たちの存在で事態は更に複雑化した?
米原宅捜索の人々は新たな除霊師集団の可能性も!?
TVer限定配信の第4話は、事件の深刻さをほのめかしていた?

「イシナガキクエを探しています」は、単なるホラーを超えて、深い愛情と救いがたい呪詛が交錯する物語だったかも?しれません(4話まででは考察の域を出ませんが)とはいえ、米原さんの55年に及ぶ探索の裏には、愛する人を失った悲しみと、自らが引き起こした悲劇への贖罪の念が存在していたように感じます。



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