2024年12月15日の「相葉マナブ」で紹介された、クリスマスシーズンの定番メニュー、ローストチキン。今回は料理研究家の栗原はるみさんが、家庭で作れる本格的なレシピを紹介します。
丸鶏の中には、炊いたご飯に野菜や甘栗を加えたフィリングを詰め込み、外はこんがりと焼き上げます。タイムやローズマリーの爽やかな香りが食欲をそそり、お腹の中から染み出る野菜の旨みと甘栗の甘みが、しっとりとした鶏肉の味わいを一層引き立てます。
クランベリーソースを添えれば、甘酸っぱさがアクセントとなり、より本格的な味わいに。特別な日のメインディッシュとして、ぜひ試してみてください。
ローストチキンの作り方
本場アメリカのローストチキンをベースに、日本の家庭でも作りやすいようにアレンジした一品です。丸鶏の中に詰めるフィリングには、炊いたご飯と野菜、甘栗を使用。しっとりとした食感と風味豊かな味わいが楽しめます。
ローストチキンのレシピ
材料と分量:4~5人前
- 丸鶏:1羽(1.8〜2kg)
- 塩:大さじ1(表面用)+小さじ1(腹用)
- オリーブオイル:大さじ2
- タイム:2本
- ローズマリー:2本
- 米:1合
- 水:150mL(米と同量)
- にんじん:30g(5mm角切り)
- 玉ねぎ:50g(5mm角切り)
- マッシュルーム:100g(薄切り)
- むき甘栗:50g(4等分)
- バター:20g
- 塩:少々(フィリング用)
- コショウ:少々(フィリング用)
- クランベリーソース:適量
- ベビーリーフ:適量
- STEP1フィリングを作る米と水を炊飯器で炊きます。フライパンにバターを入れて中火で熱し、5mm角切りの玉ねぎ、にんじん、薄切りのマッシュルームを炒めます。
- STEP2フィリングを完成させる炒めた野菜にご飯を加えて炒め、塩・コショウで味を調えます。4等分した甘栗を加えてさらにひと炒めします。
- STEP3丸鶏の下準備オーブンを250℃に予熱します。丸鶏は30分前に常温に戻し、腹の中の水気を拭き取ります。
- STEP4丸鶏に下味をつける丸鶏の腹の中に塩(小さじ1)をすり込み、表面にも塩(大さじ1)をまんべんなくすり込みます。
- STEP5詰め物と仕上げの準備フィリングを丸鶏の腹に隙間なく詰め、爪楊枝で閉じます。アルミホイル敷きの天板に網を置き、その上に丸鶏を置いて全体にオリーブオイルを塗ります。
- STEP6オーブンで焼く丸鶏の上にローズマリーとタイムをのせ、250℃のオーブンで40分焼きます。その後、230℃に温度を下げてさらに30分焼きます。表面がこんがりと色づいたら完成です。
作り方のコツ
丸鶏は必ず常温に戻してから調理を始めましょう。中まで火が通りやすくなります。
フィリングのご飯は、やや硬めに炊くとべちゃっとせずに仕上がります。
オーブンの温度は最初は高め、後半は少し下げることで、外はパリッと、中はジューシーに仕上がります。
焼き上がりの目安は、丸鶏の脚の付け根を切った時に透明な肉汁が出ることです。
ローストチキンによくある質問
丸鶏の選び方は?
新鮮で皮に張りがあり、色つやの良いものを選びましょう。大きさは1人あたり300~400gを目安に選ぶと良いでしょう。
前日の下準備はできる?
フィリングは前日に作っておくことができます。ただし、丸鶏への詰め物は当日に行うのがおすすめです。
オーブンがない場合の代替調理法は?
オーブンがない場合は、フライパンで表面を焼いた後、アルミホイルで包んで弱火で蒸し焼きにする方法もあります。ただし、本来のパリッとした仕上がりとは異なります。
余ったローストチキンの保存方法は?
冷蔵で2~3日、冷凍なら1ヶ月ほど保存可能です。再加熱する際は、電子レンジで加熱すると皮がしんなりしてしまうため、オーブントースターで温め直すことをおすすめします。