生ゴミ処理機パリパリキューの使い方!性能から消耗品まで徹底解説

パリパリキュー パリパリキューシリーズのトリセツ
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パリパリキューは、家庭の生ごみ問題を根本から解決する日本製の生ゴミ乾燥機です。香川県の環境プラントメーカー「島産業」が開発したこの革新的な家電は、生ごみを60-80℃の低温温風で効率的に乾燥させることで、臭い・コバエ・ゴミ出しの負担といった日々の悩みを一気に解消します。

「うちの生ごみ、臭いがキツくて困っている」「夏場はコバエが発生して不衛生」「ゴミ出しの回数を減らしたい」という方にこそ、ぜひ知っていただきたい製品です。パリパリキューを使えば、生ごみの重量は約1/5に減少し、水分が除去されることで雑菌の繁殖も抑えられます。

パリパリキューには「PPC-11(1~5人家族向け)」と小型の「PCL-35(1~3人家族向け)」の2種類があり、ご家庭のニーズに合わせて選べます。

コンパクト設計なので狭いキッチンにも設置しやすく、静音設計(36dB)で夜間の使用も安心です。さらに、乾燥した生ごみは家庭菜園の肥料としても再利用できる環境にやさしい製品です。

パリパリキューPPC-11

パリパリキューPPC-11

この記事では、パリパリキューの基本的な機能から使い方のコツ、電気代や自治体の助成金制度まで、導入を検討されている方に役立つ情報を詳しく解説していきます。

この記事でわかること
パリパリキューの種類と選び方
電気代や維持費などのランニングコスト
自治体の助成金制度の活用方法
効果的な使い方とメンテナンス方法
乾燥した生ごみの有効活用法

実際に使用している方からは「生ごみの臭いがなくなり、キッチンが清潔になった」「ゴミ出しの頻度が減って楽になった」などの好評の声が多く寄せられています。この記事を読むことで、あなたの台所事情が大きく改善するヒントが見つかるはずです。

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生ゴミ処理機パリパリキューとは?

パリパリキュー

家庭用生ごみ減量乾燥機「パリパリキュー」は、生ごみを低温温風で乾燥させることで「臭い・コバエ・ごみ出し負担」を解決する環境配慮型家電です。香川県の環境プラントメーカー「島産業」が開発しました。

パリパリキューPPC-11とパリパリキューライト PCL-35の特徴

生ゴミ処理機の80%の水分を除去
60-80℃の低温乾燥
2モード切替機能

パリパリキューは生ごみの重量を約1/5に減量。可燃ごみの容積を削減し、ごみ出し回数を減らせます。付属バスケットをシンクに常設可能で、水切りネットごと投入でき、生ごみに直接触れずに処理 ができます。

比較基準項目
パリパリキュー
パリパリキュー
ライト
製品詳細 画像
生ゴミ処理機ルーフェン
パリパリキューライト PCL-35
詳細解説記事
パリパリキューのトリセツ
メーカー
日本(シマ株式会社)
型番PPC-11PCL-35
3色展開6色(2色は限定色)
対象人数1~5人家族1~3人家族
サイズ幅230×奥行270×高さ270mmΦ215×高さ283mm
重量約4.1kg約2.1㎏
扉の開閉上部に開閉分割開閉
パリパリキューの電気代
パリパリキューライト PCL-35
設置場所室内室内
処理性能 乾燥方式温風乾燥式温風乾燥式
消費電力300W150W
運転または庫内温度
60~80℃
処理時間パリパリモード→約7時間30分~約10時間40分
ソフトモード→約4時間10分~約5時間20分
標準モード→約7時間10分~約8時間40分
少なめモード→約3時間50分~約5時間10分
脱臭方法
独自開発の活性炭脱臭ユニット
運転音
36db(郊外の深夜)
最大処理容量約1kg/回
約2.8L
700g/回
生ゴミの減少率
80%
ランニングコスト 電気代
16〜45円
12~26円
脱臭機能
活性炭ユニット
バスケットのカバー
水切りネット(市販品の代用OK)
バイオ材いらないいらない
機能と操作性 追加投入と稼働
不可 
※電源がオフになり、処理が最初からやり直しになる仕様。一度のまとめ処理向き
Pシステム自動停止
特化機能
2段階の温度モード
予約タイマー機能(3h)
Pシステム
かくはん機能
なし
途中開閉や手動撹拌は不可
投入物 OK
NG
価格 本体価格49,500円30,360円
最安値で購入
公式サイト購入で
【7,700円】割引き

→41,800円
公式サイト購入で
【6,160円】割引き

→24,200円
パリパリキュー【公式】パリパリキュー ライト【公式】
助成金
助成金の対象  ※自治体により 助成条件が異なります。必ず事前に問い合わせてください。
助成金の申請から受け取りまで【全機種共通】の注意事項をこちらで解説しています

パリパリキューは家庭用生ごみ減量乾燥機で、低温温風で生ごみを乾燥させます。パリパリキューライトは同シリーズの小型モデルで、基本機能は同じです。

生ゴミ処理機の導入メリット

臭い対策:乾燥により雑菌繁殖を抑制
衛生管理:コバエやゴキブリの発生防止
経済効果:自治体の助成金適用(最大1/2補助)
肥料転用:乾燥ごみを粉砕すれば堆肥化可能

初期費用はかかるものの、月々のごみ袋削減や衛生面の改善効果から、環境意識の高い家庭で支持が拡大しています。

パリパリキューPPC-11のスペック

パリパリキューPPC-11

処理方式温風乾燥式
電源AC100V(50/60Hz)
消費電力300W
電源コード1.6m
運転音約36dB
外形寸法幅230mm×奥行270mm×高さ270mm
本体質量約4.1kg
運転モードパリパリモードソフトモード
処理物乾燥しにくいもの(標準ごみ)乾燥しやすいもの(野菜くず)
処理量約500g(約1.4L)~最大約1,000g/回(約2.8L)約300g(約1.1L)~約500g/回(約2.0L)
処理時間
※最大処理時間は12時間
約7時間30分~約10時間40分約4時間10分~約5時間20分
電気代
※31円/kWhで計算
約33円~約52円約19円~約26円

実際の使用者の声をもとに、パリパリキューPPC-11について詳しく解説します。

デメリットと対処法

パリパリキューPPC-11

本体価格が高額
ランニングコスト:電気代1回あたり約19円~52円、脱臭フィルター交換費用など
処理時間が長い
置き場所の確保:幅23cm×奥行27cm×高さ27cm、壁から20cm以上、上部に60cm以上の空間
長期使用による故障リスク:エラー音、運転停止、乾燥不十分など
臭いが完全に消えるわけではない(特に魚や肉などの生ごみ)

最初は高額で迷う方が多いですが、自治体の補助金を利用することで実質半額程度で購入できる場合もあります。毎日使う製品なので、長い目で見れば十分にコスパの良い買い物だと実感する方が多いようです。

また、処理時間は確かに長いですが、夜寝る前にセットすれば朝には完了しているため、実際の生活では全く気にならないという声も多く聞かれます。

デメリットの対処法

自治体の助成金を活用する
夜間電力を利用する(3時間後スタートの予約機能で電気代を抑える)
適切な置き場所を確保する(コンセントまでの距離、放熱スペース、作業動線、換気を考慮)
こまめな掃除とメンテナンス
水分の多い生ごみは事前に水切りする(処理時間短縮に効果的)
処理量を適切に調整する(パリパリモード:500g~1000g、ソフトモード:300g~500g)
臭い対策は換気で解決する(換気扇を弱めに回す、窓を少し開ける)

実際に使用している方からは、「我が家の場合、自治体の助成金で半額近く補助が出て、購入のハードルが大幅に下がりました」という声も。また、スイカの皮など水分の多いものは、あらかじめ30分ほど水切りしてから処理機に入れることで乾燥時間が短縮できるというコツも教えてくれました。

メリットと高評価ポイント

パリパリキューPPC-11のメリット

デメリットだけでなく、パリパリキューPPC-11には多くのメリットもあります。実際の使用者からは以下のような好評価の声が寄せられています。

生ごみの量を大幅に削減(約1/5まで減量)
コバエやゴキブリの発生を抑制
キッチンを清潔に保てる(生ごみの臭いがなく、三角コーナーが不要に)
静音設計(36dB、図書館並みの静かさ)
簡単な操作(ボタンひとつで処理可能)
スタイリッシュなデザイン(キッチンに馴染むシンプルな外観)
乾燥した生ごみは家庭菜園の肥料として活用可能

多くのユーザーは生ごみの量が5分の1程度まで減り、ゴミ出しの手間が大幅に減ったことを実感しています。ゴミ袋の消費も減って経済的なメリットもあります。また、パリパリキューを使い始めてからキッチンでコバエを見かけなくなり、特に夏場でも快適に過ごせるようになったという声も。

静音設計も高く評価されており、音もほとんど気にならないため、夜間でも安心して使用できます。対応の早さや自治体の助成金が使える点も、多くのユーザーに喜ばれています。

パリパリキューライトPCL-35のスペック

パリパリキューライト PCL-35

項目パリパリキューライトPCL-35
処理方式温風乾燥式
電源AC100V(50/60Hz)
消費電力150W
電源コード長さ1.6m
運転モード標準モード、少なめモード
処理物量(モード別)約200g~約700g
(約0.6L~約1.2L)
処理時間(モード別)約3時間50分~約8時間40分
運転音約36dB
外形寸法Φ215mm×高さ283mm
本体重量約2.1kg
推奨家庭規模1~3人
価格(税込)30,360円

パリパリキューライトPCL-35は、パリパリキューブライトアルファ(PCL-33:2024年に生産終了)の後継モデルです。

PCL-35とPPC-11の違い

パリパリキューPPC-11とパリパリキューライト PCL-35の違い

パリパリキューライトPCL-35と上位モデルのパリパリキューPPC-11には、いくつかの重要な違いがあります。家族構成や生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

サイズ:PCL-35(幅21.5cm×高さ28.3cm)はPPC-11(幅23cm×奥行27cm×高さ27cm)よりコンパクト
重量:PCL-35(約2.1kg)はPPC-11(約4.1kg)の約半分の軽さ
処理容量:PCL-35は1〜3人世帯向け、PPC-11は1〜5人世帯向け
価格:PCL-35はPPC-11の約6割程度の価格設定
消費電力:PCL-35はPPC-11の約半分でランニングコストが安い

パリパリキューPPC-11とパリパリキューライトPCL-35の違いは、主に処理容量と本体サイズ、そして価格にあります。

狭いキッチンや単身・2人暮らしの方には、PCL-35の方が使い勝手が良いでしょう。また、PCL-35は消費電力が半分なので、ランニングコストの面でも優れています。

処理時間が長いという点はありますが、夜間に運転させることで効率よく使用でき、日々の生ごみ処理の負担を大きく減らすことができます。

PCL-35の口コミ

以前から生ごみ処理機に興味があり、パリパリキューライトを購入した方は、本当に音が静かなことに驚いたとのこと。寝室の近くに設置していても、夜間の運転でもまったく気にならないそうです。

キッチンが狭く、大きな生ごみ処理機は置けないと思っていた方も、パリパリキューライトは場所を取らないのでピッタリだったという声も。洗い物の時も邪魔にならないのが良いポイントのようです。

野菜くずを入れて朝には完全に乾燥していたという声や、スイカの皮など水分が多いものもしっかり乾燥してくれるので驚いたという感想もあります。生ごみの量が本当に減って、ごみ出しが楽になったことを実感している方が多いです。

夜中に運転していてもほとんど音が気にならないという評価も。以前使っていた機種は音が気になって夜は使えなかったけれど、こちらは本当に静かだと評価する声もあります。

パリパリキューは生ゴミの追加投入に非対応

パリパリキューとルーフェンの比較

パリパリキューは追加投入に対応していない家庭用生ゴミ処理機です。蓋を開けると電源が完全にオフになり、処理が最初からリセットされる仕様になっています。これは60~80℃の高温処理を安全に維持するための設計思想によるものです。

一方、同様の生ごみ処理機であるルーフェンは追加投入に対応しており、この違いは日常使用時の利便性に大きく影響します。

パリパリキューの追加投入機能はどうなっている?

蓋を開けると電源が完全にオフになる
再開時は処理を最初からやり直す必要がある
一回の処理ごとに完結する設計思想
最大1kg/回の処理能力

パリパリキューは生ごみを入れてスイッチを押したら、処理が完了するまで蓋を開けない使い方を想定 しています。調理中の生ごみは付属バスケットに一時保管し、調理終了後にまとめて処理することが推奨されています。

追加投入できない理由とは?設計思想の違い

パリパリキューが追加投入に対応していない理由には、以下のようなものがあります。

60~80℃の高温処理を安全に維持するための設計
家庭用電気機械器具品質表示規程に基づく安全設計
単回処理完結型の設計思想
熱損失を防ぐための設計

これに対し、ルーフェンはAIが庫内生ごみ量を検知して自動調整する連続運転を想定した設計になっています。50℃の温度を一定に保つ温風循環式で、蓋を開閉しても運転を継続できます。

パリパリキューの途中投入ができない際の対処法

追加投入ができなくても、以下の方法で効率的に使うことができます。

付属バスケットを三角コーナー代わりに使い一時保管
調理完了後にバスケットごと本体にセット
夕食後のまとめ処理が基本
水切りネットを使って水分を最小限に

効率的な運用としては、1日の最後の調理が終わった後にまとめて処理を開始し、就寝前に処理を開始して朝に完了を確認するというリズムが最適です。

パリパリキューとルーフェン どちらを選ぶべき?ライフスタイル別おすすめポイント

朝・昼・夕と頻繁に料理する家庭はルーフェンが便利
主に夕食のみなど、まとめて調理する家庭はパリパリキューでも十分
省スペース・低コストを重視するならパリパリキュー
使い勝手の良さを最優先するならルーフェン

パリパリキューは追加投入機能に対応していないものの、シンプルな操作性と高い乾燥性能で多くのユーザーから支持されています。特に単身者や共働き世帯など、主に夕食のみ自炊する家庭には十分対応できるでしょう。

ライフスタイルに合った生ごみ処理機の選択と工夫で、より快適な生活環境を実現できます。

パリパリキューに入れてはいけないもの

パリパリキューに入れてはいけないもの

パリパリキューは生ごみ処理機として便利な家電ですが、すべての生ごみを処理できるわけではありません。安全に長く使うためには、入れてはいけないものをしっかり理解しておくことが重要です。

絶対に入れてはいけないもの

発火・爆発の危険があるもの(石油類、薬品類、アルコール類)
粉体類(小麦粉、片栗粉など)
大量の柑橘類の皮(みかん、オレンジ、レモンなど)
油分が多すぎる食材(揚げ物の衣、マヨネーズなど)

アルコール類や石油製品は60~80℃の運転温度で発火する可能性があります。特に日常生活で使うアルコール入りの化粧品、消毒ジェル、アルコール拭き取りシートなども注意が必要です。また、小麦粉や片栗粉などの粉体は空気中に舞うと粉塵爆発を起こす危険性があるため避けましょう。

柑橘類の皮に含まれる精油(リモネン)は可燃性があり、密閉高温環境では危険です。みかんの皮を処理する場合は、1回の量を1/4個程度に制限し、必ず他の生ごみと混ぜて投入してください。連続投入は避け、油分の多い食材と一緒に処理するのもやめましょう。

水分の多い食材の効率的な処理法

スイカやキュウリなどの水分が多い食材は、そのまま入れると処理効率が下がります。以下の工夫で効率的に処理しましょう。

事前に30分ほど水切りをする
キッチンペーパーで水分を拭き取る
小さく切って表面積を増やす
一度に大量に入れない

より効率を上げるには、重曹を少量敷いておくと水分吸収と消臭効果が得られますし、野菜くずに塩をまぶして水分を出した後、キッチンペーパーで拭き取る方法も効果的です。

可能であれば天日干しで一次乾燥させるか、乾いた茶殻やコーヒーかすと混ぜることでも処理効率が向上します。

油分の多い食材の正しい処理法

揚げ物の衣や脂身の多い肉は、そのまま処理すると機械内部に油が付着し、フィルターの劣化や異臭の原因になります。最悪の場合、発火の危険性もあるため、以下の対策を取りましょう。

キッチンペーパーでできるだけ油を吸い取る
脂身は切り落として別処理する
少量ずつ他の生ごみと混ぜる
油分5%以上の食材は避ける

油分の多い食材を処理した後は、次回使用前にフィルターをチェックし、汚れが目立つ場合は早めに清掃することで、機械の寿命を延ばせます。天ぷらやフライの衣などは、普通のごみとして処理するのが最も安全な方法です。

パリパリキューは正しく使えば非常に便利な生ごみ処理機ですが、何でも入れられるわけではありません。上記の注意点を守り、少しでも疑問があれば取扱説明書を確認するか、メーカーに問い合わせることで、安全に長く使い続けることができます。

魚の内臓や骨の処理

パリパリキューで魚処理

パリパリキューで魚の内臓や骨を効率よく処理する方法をご紹介します。

パリパリキューの特徴と基本スペック

パリパリキューは60-80℃の低温温風で水分を蒸発させて重量を約1/5に軽減し、臭いやコバエの発生を抑えます。

60-80℃の温風乾燥システム採用
破砕機能がないため魚の骨が混入しても故障しない
最大1kgまでの処理が可能(効率的には7割程度が理想)
脱臭フィルターで魚特有の臭いを吸着

破砕機能を持たない設計により、魚の骨などの固形物が混入しても故障の心配がありません。低温風で水分を蒸発させることで、生臭さの原因となる雑菌の繁殖を防ぎ、特有のいやな臭いが激減します。

魚の種類に合わせた最適なモード選択

パリパリキューには複数の処理モードがあり、魚の種類や処理量に応じて最適なモードを選ぶことが効率的な処理につながります。

特に油分の多い青魚(サバ・イワシなど)を処理する場合は、パリパリモード(PPC-11)を選択するのがポイントです。このモードでは約80℃の高温設定で油分を効果的に分解するため、乾燥後の臭い残りが少なくなります。

処理量については機種によって異なりますが、PPC-11型では1回あたりサバなら2匹分(約600~700g)、アジなら5匹分(約500g)が適正量です。容量オーバーすると乾燥ムラが生じやすくなるので注意が必要です。

効率的な処理のコツと注意点

パリパリキューで魚の内臓や骨を効率良く処理するためのコツをいくつか紹介します。

トレイの3/4までの投入を心がけ、空気循環を確保する
魚の内臓は事前に十分な水切りを行う
骨付き内臓は野菜くずと20%程度混合すると乾燥が促進される
大根の皮や茶殻との混載で吸湿効果が向上する

特に重要なのは水切りの工程です。魚の内臓は水分を多く含んでいるため、事前に十分な水切りを行うことで処理効率が大きく向上します。

処理後の臭いは大幅に軽減されますが、完全にゼロになるわけではありません。青魚の場合は「煎り魚程度」の香ばしい臭いが残りますが、白身魚の場合はほとんど臭いを感じないレベルになります。臭いをさらに軽減するためには、新聞紙で包んでからビニール袋に入れると効果的です。

パリパリキューは特に魚料理を頻繁に行う家庭や、ゴミ出しが数日に一度しかない地域、夏場の臭い問題に悩む方にとって非常に便利な家電です。適切な使用方法とメンテナンスを守ることで、魚の内臓や骨、臭いの問題を解決し、より快適なキッチン環境を実現できるでしょう。

脱臭フィルターの寿命と交換

パリパリキューの脱臭フィルター

パリパリキューの脱臭フィルターは、生ごみ処理中の不快な臭いを効果的に軽減する重要な部品です。活性炭を使用した強力な脱臭システムにより、魚介類で約85%、野菜くずで約95%という高い脱臭率を実現しています。

この性能を維持するためには、適切な交換時期や正しい取り付け方法を知ることが大切です。

脱臭フィルターの仕組みと効果

パリパリキューの脱臭フィルターには、以下のような特徴があります。

活性炭による強力な脱臭効果
簡単に交換可能な設計
約4~9ヶ月の使用期間
独自の空気循環システムとの連携
コンパクトながら高い脱臭性能

活性炭は微細な孔を持つ構造で、生ごみから発生する臭い分子を吸着します。パリパリキュー専用に開発されたこのフィルターは、魚介類や野菜くずなど様々な種類の生ごみに対して高い効果を発揮します。

本体の構造がよく考えられており、フィルターが効率的に働いていることを実感できるという声も。以前使っていた機種と比べて、明らかに臭いの軽減効果が高く、キッチンに置いても違和感がないほどだという評価もあります。

フィルターの交換時期と判断方法

パリパリキューの脱臭フィルターの交換頻度は、使用状況によって変わります。

毎日使用(4人以上の家族):3~4ヶ月
毎日使用(2~3人家族):4~6ヶ月
週3~4回使用:6~7ヶ月
週1~2回使用:7~9ヶ月

以下のようなサインが現れたら、フィルターの交換時期と考えられます。

生ごみ処理中の臭いが以前より強く感じる
処理完了後も本体周辺に臭いが残る
フィルター自体から臭いがする
乾燥効率が落ちた(乾燥に時間がかかる)

季節によってもフィルター交換の頻度を調整するとより効果的です。特に夏場(高温多湿期)は生ごみの腐敗が早く、臭いも強くなるため、フィルターへの負担が大きくなります。通常より1ヶ月ほど早めに交換することをおすすめします。

5人家族で毎日使用している方は、4ヶ月を目安に交換しているそうです。魚をよく調理するので、臭いが気になり始めたら早めに交換するようにしているとのこと。カレンダーに次回交換予定日をメモしておくと忘れずに済むというアドバイスもありました。

また、フィルターの向きを間違えて取り付けてしまい、臭いが気になったという経験談も。その後は必ず矢印を確認してから取り付けるようにしているとのこと。一度間違えると、フィルターの効果が大幅に下がるので注意が必要です。

フィルターの効果を最大限に引き出すためには、定期的な本体背面の清掃、適切な設置場所の確保(通気性の良い場所)、生ごみの水切りの徹底なども重要です。これらの小さな工夫の積み重ねが、快適な使用環境と長期的なコスト削減につながります。

電気代:モードと家族構成別コスト比較

パリパリキューの電気代

生ごみ処理機の導入を検討する際、気になるのが電気代です。パリパリキューの電気代は意外と手頃で、効率的な使い方をすればさらに節約も可能です。ここでは、モード別の電気代や家族構成ごとの費用、節約のコツについて解説します。

モード別の電気代を比較

PPC-11(1~5人用)処理時間27円/kWh31円/kWh
ソフトモード
(野菜くず)
4~5.5時間16.2~22.3円19~26円
パリパリモード
(標準ごみ)
7~10.5時間28.4~44.6円33~52円
最大連続運転12時間固定48.6円55.8円
実際の電気代は生ゴミの水分量と投入量、電力会社の料金プランによって±20%程度変動します
PCL-35(1~3人用)処理時間27円/kWh31円/kWh
少なめモード
(乾燥しやすいゴミ)
3時間50分~5時間10分12.2~14.8円14~17円  
標準モード
(乾燥しにくいゴミ)
7時間10分~8時間40分21.8~26.2円25~30円  
最大連続運転9時間固定36.5円41.9円  

パリパリキューの電気代は使用するモードによって異なります。下記は1kWh単価31円(税込)で計算した場合の目安です。

パリパリキューPPC-11のパリパリモード:約33~52円/回(7時間30分~10時間40分)
パリパリキューPPC-11のソフトモード:約19~26円/回(4時間10分~5時間20分)
パリパリキューライトPCL-35の標準モード:約25~30円/回(7時間10分~8時間40分)
パリパリキューライトPCL-35の少なめモード:約14~17円/回(3時間50分~5時間10分)

魚の生ゴミも翌朝にはカラカラに乾燥することに驚くユーザーも多いようです。電気代は気になりますが、生ゴミの臭いから解放されて快適だという声が特に夏場に多く聞かれます。また、野菜くずメインの日はソフトモードで十分パリパリになるという意見も。電気代も安く済むので助かるという声や、予約機能で深夜に動かすと電気代がさらに節約できるというアドバイスもありました。

家族人数別の電気代シミュレーション

家族構成によって生ごみの量と電気代は変わります。1kWh単価31円(税込)での計算結果です。

1-2人家族の電気代(パリパリキューライトPCL-35がおすすめ)

毎日少なめモード:月額約420~510円
週5回の使用:月額約300~365円
標準モード週2回使用:月額約200~240円を追加

2人暮らしの方も、パリパリキューライトの少なめモードで十分間に合っているという声があります。月の電気代は500円以下で、コスパが良いと感じているようです。

3-4人家族の電気代(パリパリキューPPC-11がおすすめ)

毎日ソフトモード:月額約570~780円
パリパリモード週3回追加:月額約396~624円を追加
1日2回使用の場合:月額約1,560~2,340円

4人家族で毎日使っている方は、月1,500円程度の電気代だそうです。以前は生ゴミの臭いが玄関まで漏れていて不快だったので、この金額は安いと感じていると言います。

5人家族の電気代(パリパリキューPPC-11での使用例)

1日2回使用が基本:月額約1,560~2,340円
パリパリモードメイン:月額約990~1,560円
3回使用の日もある場合:月額約2,340~3,120円

5人家族で1日2回は使用している方は、月2,000円程度の電気代だそうです。ゴミ袋代、ゴミ出しの手間や臭い対策を考えると、十分元が取れていると感じているようです。

電気代を節約するコツ

パリパリキューの電気代は、使い方によってさらに抑えることができます。実際のユーザーの声をもとに、効果的な節約方法をご紹介します。

電気代節約のための5つのコツ
  • STEP1
    生ゴミを細かくカットする
    生ゴミは小さく切ることで乾燥時間が短縮され、電気代が節約できます。特に野菜の芯や固い部分は細かくするのがポイントです。
  • STEP2
    水気をしっかり切る
    水分が多いと乾燥に時間がかかります。生ゴミの水気はしっかりと切ってから投入しましょう。ざるなどで軽く水切りするだけでも効果的です。
  • STEP3
    モードを賢く使い分ける
    野菜くずなど乾燥しやすい食材はソフトモード(PCL-35は少なめモード)、魚や肉はパリパリモード(PCL-35は標準モード)と使い分けると効率的です。
  • STEP4
    深夜電力を活用する
    3時間後スタート予約機能を使って深夜に運転させることで、電気代を約2割程度節約できます。また、自動停止機能で無駄な電力消費も防止できます。
  • STEP5
    投入量を適切に保つ
    詰め込みすぎると乾燥効率が落ちます。投入量は容量の8割程度にとどめ、バスケット内でドーナツ状に広げると効率よく乾燥します。

野菜の皮や茶がらが多い日は、ソフトモードで十分乾燥するという声もあります。パリパリモードと使い分けることで、月の電気代を500円ほど節約できているという方もいました。また、毎日こまめに使うようにしている方も。溜めすぎると乾燥に時間がかかるので、電気代の節約にもなっているそうです。

毎日の積み重ねで大きな差が出る電気代。特に深夜電力の活用や食材に応じたモードの使い分けは、長期的に見れば大きな節約になります。

生ごみの臭い対策や手間の削減という価値も考えれば、パリパリキューの電気代は十分に納得できる範囲と言えるでしょう。ご家庭の状況に合わせて、最適なモデルとモードを選ぶことをおすすめします。

水切りネットは代用OK

パリパリキューの水切りネット

パリパリキューの水切りネットは市販品で代用可能です。ただし、乾燥効率を維持するためには正しいサイズと素材選びが重要なポイントになります。

パリパリキューに最適なネットの特徴と選び方

パリパリキューの純正ネットには以下のような特徴があります。

パリパリキューPPC-11:横28cm×縦25cm
パリパリキューライト:横25cm×縦22cm
PE(ポリエチレン)素材で作られている
網目が比較的粗い構造
通気性の良い設計

代用品を選ぶ際は、これらの特徴に近いものを選ぶことが重要です。

パリパリキューは「アップドラフト方式」という底部から温風を送り込む仕組みを採用しています。この温風が生ごみ全体に行き渡ることで効率的な乾燥が可能になるため、風の流れを妨げないネット選びが肝心です。

効率的な乾燥のための3つの重要ポイント

パリパリキューのネットを代用する際は、以下の3つのポイントを押さえましょう。

正確なサイズを選ぶ
大きすぎるとはみ出してバスケットに挟まり、小さすぎると生ごみが漏れます。お使いの機種に合ったサイズを選びましょう。

PE素材(ポリエチレン)の網状タイプを選ぶ
PE素材は耐熱性に優れており、網目構造が空気の流れを促進するため、水分蒸発がスムーズに行われます。

不織布タイプを避ける
不織布は通気性が悪く乾燥時間が長くなり、水分が残りやすく臭いの原因になります。また、熱に弱く変形する可能性があるため、避けるべきです。

生ごみ処理機を買って1年使っている方は、最初に買った不織布タイプは乾燥に時間がかかるようになったと話しています。網タイプに変えたらまた元通りの速さになったので、素材選びは本当に大事だと実感したようです。

避けるべき水切りネットの特徴

サイズが小さすぎるもの
生ごみがバスケットから漏れ、掃除が頻繁に必要になります。

不織布と表記されているもの
通気性が悪く、乾燥効率が極端に落ちます。

ストッキングタイプのネット
目が非常に細かく通気性が極端に悪いため、乾燥時間が大幅に延長します。

目が細かすぎるメッシュ
通気性が悪く、乾燥効率が落ちます。

市場に出回っている水切りネットは主に生ごみの水切り目的で設計されているため、パリパリキューユーザーは「水を切る」だけでなく「水分を蒸発させる」ための素材を選ぶ必要があります。

水切りネットの正しい使用法とバスケットのメンテナンス

パリパリキューを長期間快適に使い続けるためには、ネットの正しい使用とバスケットのメンテナンスが重要です。

バスケットにしわやたるみがないようにネットをかぶせる
生ごみの量はバスケット容量の7~8割程度に抑える
使用後はバスケットを水洗いし、頑固な汚れは台所用中性洗剤で洗浄
洗浄後は十分に乾燥させる
定期的にクエン酸や重曹で洗浄すると清潔さが長持ち

長期的な視点で見ると、日々のちょっとした手入れがパリパリキューの寿命を大きく左右します。特にバスケット部分は高温と湿気に繰り返し晒される過酷な環境にあるため、定期的なメンテナンスこそが機器を長持ちさせる秘訣 です。

パリパリキューの専用ネットがなくなっても、正しい知識を持って市販品を選べば、ほぼ同等の性能を維持できます。PE素材の網状タイプで、適切なサイズのものを選び、不織布タイプは避けましょう。

100均でも適切な素材とサイズのネットが見つかるので、より経済的に長くパリパリキューを使い続けてください。

パリパリキューでゴキブリ侵入・出現を予防

パリパリキューでゴキブリ対策

夏場は、生ごみからの嫌な臭いやコバエの発生、そしてゴキブリの出現に頭を悩ませる方も多いでしょう。パリパリキューには、生ごみを乾燥させることでゴキブリを寄せ付けにくくする効果があります。

パリパリキューがゴキブリを寄せ付けない科学的根拠

生ごみの水分量を80%から5%以下まで減少
ゴキブリは湿度70%以上の環境を好む
乾燥により細菌繁殖が抑制され腐敗臭も減少
水分活性値0.3以下で微生物が繁殖しにくい環境に

パリパリキューの核心は独自の温風乾燥システムにあります。最大80℃の温風で生ごみを効率的に乾燥させ、ゴキブリの生存に必要な湿度を取り除きます。

水分活性値という指標でみると、パリパリキューで処理した生ごみは0.3以下となり、微生物が繁殖できない環境になります。これがゴキブリを遠ざける効果の科学的根拠です。

以前は三角コーナーに生ごみを置いていた方は、ジメジメした環境になり、ゴキブリが頻繁に出ていたそうです。パリパリキューを導入してからは生ごみが完全に乾いた状態になるため、キッチン周りの虫の出現率が大幅に下がったと感じています。特に夏場は大きな違いを実感できるようです。

ゴキブリを寄せ付けない3つの機能

温風乾燥システムによる水分の徹底除去
活性炭フィルターによる臭気成分の吸着
完全密閉型構造で外部からの虫の侵入を防止

パリパリキューは単に生ごみを乾燥させるだけでなく、臭いも抑制します。

ゴキブリは優れた嗅覚を持ち、約30メートル先の食べ物の匂いも感知できるといわれています。脱臭フィルターがゴキブリを引き寄せる化学物質の拡散を防ぐバリアとして機能するのです。

さらに、密閉構造によって処理中も処理後も生ごみを外部から隔離することで、ゴキブリやコバエなどの虫が生ごみに接触する機会を減らします。

梅雨時期は特に生ごみの処理に悩んでいた方も、パリパリキューを使い始めてからは気にならなくなったという声があります。毎日出る野菜くずや食べ残しを夜のうちに乾燥させておくと、翌朝には完全に乾いていて虫の心配がないそうです。水分がなくなることでゴキブリが寄り付かないというのは本当だと実感しているようです。

実際の効果と使用者の声

多くのユーザーがパリパリキューのゴキブリ対策効果を実感しています。特に評価が高いのは以下の点です。

キッチンでのゴキブリ出現率の減少
生ごみの臭いと虫の発生の同時解決
特に夏場や梅雨時期の高い効果
化学薬品に頼らない安全な対策方法

マンション住まいで生ごみの処理に悩んでいた方は、パリパリキューを使い始めてから半年でゴキブリの姿を見なくなり、夜も安心して眠れるようになったと話しています。近所でゴキブリが出たという話を聞いても、我が家は大丈夫という安心感があるそうです。

ただし、効果を最大化するには以下の点に注意が必要です:

定期的なメンテナンス(週1回の清掃、数ヶ月に1回のフィルター交換)
計画的な運用(処理時間を考慮した使用)
総合的な対策(キッチン全体の清潔さを保つ)

効果が出なかったケースを分析すると、多くはメンテナンスの不足や使用方法の問題に起因しています。パリパリキューはあくまでも「生ごみの適切な処理」を通じてゴキブリ対策をするものであり、キッチン全体の清潔さや他の食品の管理も含めた総合的なアプローチが必要です。

パリパリキューは完全なゴキブリ駆除装置ではなく、予防的に機能する生ごみ処理機です。「完全にゴキブリがいなくなる」というよりは「ゴキブリが好まない環境を作る」ことで効果を発揮します。効果は使用開始から2〜4週間で実感できることが多く、特に夏場は効果を実感しやすい傾向があります。

長期使用者からは、「数年にわたる継続的な効果」「季節を問わない安定した性能」「経済的・環境的メリット」についての評価も寄せられており、適切に使用すれば持続的な効果が期待できます。

生ごみ処理に悩む方、特に虫の発生に困っている方には、科学的根拠に基づいた乾燥システムを持つパリパリキューが、殺虫剤に頼らない環境にやさしいゴキブリ対策として有効といえるでしょう。

火事を起こさない安全設計と正しい使い方

パリパリキューの火事リスク

生ごみ処理機パリパリキューを検討する際、「火事の危険はないのか」という不安を抱える方は少なくありません。特に温風乾燥方式を採用していることから、夜間運転や外出時の使用に不安を感じる方も多いでしょう。

結論から言うと、パリパリキューは正しい使用方法を守れば火事のリスクは極めて低い製品です。その理由と安全な使い方を詳しく解説します。

パリパリキューの火事リスクが低い4つの理由

家電の比較運転温度火災の
リスク要因
安全機能・対策
パリパリキュー60-
80℃
油脂類混入時 要注意🔰 3D温度監視システム
・ヒーター表面/送風経路/処理室の3点同時監視
🔥 自動停止機構
・80℃到達即時停止(公差±1.5℃)
🌐 耐熱素材
・PPS樹脂採用(耐熱220℃)
🛡️ 二重防御
・地震感知自動遮断+誤操作防止ロック
ドライヤー100-
120℃
髪の毛/ほこり付着
で発火リスク
過熱防止サーモスタット
(反応時間3秒)
温風ヒーター120-
140℃
埃の蓄積による過熱転倒時自動OFF機能
(傾斜15度以上で作動)
オーブントースター150-
300℃
焦げ付きによる過加熱タイマー機能
(最大30分自動停止)

60-80℃の低温運転設計
異常検知時の自動停止機能
第三者機関の安全認証取得
耐熱性の高い部品採用

パリパリキューは60-80℃という低温で運転するよう設計されています。一般的なドライヤーが100-120℃、オーブンが200℃以上で運転するのに比べ、かなり安全な温度帯といえます。

また、万が一の異常を検知した場合は即座に停止する安全装置を搭載。地震や本体の傾きも感知して自動停止します。

さらに、3段階の温度監視システムも備えており、ヒーター表面温度、送風経路、処理室内部のいずれかが設定温度を超えると即時停止する仕組みです。

実際に使用した方からは、本体に触れても熱くなりすぎることはなく、夜間の運転も安心して任せられるという声があります。

火事の原因となる3つのNG行為と安全な使い方

パリパリキューは安全性の高い製品ですが、誤った使い方をすれば火災リスクは高まります。以下のNG行為は必ず避けましょう。

発火性の高いものを入れる
濡れた手での操作
電源コードの不適切な扱い

特に油分の多いキッチンペーパー、アルコールを含むもの、小麦粉などの粉体類、引火性のある素材は絶対に投入しないでください。これらの物質は低温でも発火する可能性があります。実験データによると、油分10g混入で内部温度が最大15℃上昇するという結果も報告されています。

最初は油で汚れたキッチンペーパーも入れていたけれど、説明書をよく読んで止めたという声もあります。安全のため、しっかり分別することが大切です。

パリパリキューに入れてはいけないもの

安全に使用するために、パリパリキューに入れてはいけないものをしっかり理解しておきましょう。

油分を含んだもの(天ぷら油、油で汚れたキッチンペーパーなど)
発火性のある危険物(アルコール類、マッチ・ライターなど)
粉体類(小麦粉、米粉、コーンスターチなど)
柑橘類の皮(大量投入は避ける)

特に注意したいのが柑橘類の皮です。みかんやレモンの皮に含まれるリモネンという成分は、加熱により引火性が高まる特性があります。安全のために、柑橘類の皮は少量ずつ、他の生ごみと混ぜて処理するのが望ましいでしょう。

これらの投入禁止物は、一見すると普通の生ごみに見えるものも含まれています。特に油分を含むものや柑橘類の皮は、日常的に出る生ごみだけに注意が必要です。安全な使用のためには、「迷ったら入れない」という慎重な姿勢が大切です。

安全に使うための基本ポイント

パリパリキューを長く安全に使用するためには、以下の基本ポイントを守りましょう。

設置場所:壁から20cm以上離し、水平で安定した場所に置く
使用前チェック:電源コードの状態、フィルターの目詰まり、本体の清潔さを確認
定期メンテナンス:月1回の本体清掃、4-9ヶ月ごとのフィルター交換を行う
異常時の対処:異常な音や臭い、動作の違和感

パリパリキューが途中で止まる場合

パリパリキューが途中で止まる

パリパリキューを使っていて「途中で止まってしまった」という経験はありませんか?多くの場合は製品の安全機能が働いた正常な停止であり、故障ではないことが多いのです。

パリパリキューが途中で止まる主な理由

Pシステムによる自動停止
安全装置の作動による停止
電源関連の保護停止

これらの停止は、製品や使用者の安全を守るための重要な機能です。特にPシステムは、生ごみの乾燥状態を自動検知して最適なタイミングで運転を終了する、パリパリキューの特徴的な機能です。

最初は途中で止まると不安だったという方も多いですが、説明書を読んで自動停止の仕組みを理解できると、安全機能が付いていて安心だと感じるようになるという声があります。

パリパリキューのPシステムは、湿度センサーによって生ごみの水分量を監視し、乾燥完了を自動判定します。これにより、生ごみの種類や量に関係なく、最適な乾燥状態で運転を終了し、電気代の節約にもつながります。

Pシステムは単なる自動停止機能ではなく、生ごみの状態を常時モニタリングする高度な制御システムといえます。これにより、従来の時間固定式の処理方法と比べて、より効率的な乾燥処理が可能になっています。

また、安全装置による停止もあります。過熱防止装置、転倒時自動停止機能、蓋開放時の停止機能などが24時間体制で動作を監視しており、少しでも異常を感知すると即座に運転を停止します。

異常停止する主な原因と対処法

パリパリキューが途中で止まる

異常停止が発生した場合、その原因を特定し、適切な対処を行うことが重要です。多くの場合、簡単な対処で解決できる問題です。

生ごみの量が多すぎる場合

推奨量は最大700g程度まで
水分の多い生ごみは半分程度に
一度に処理する量を減らす

スイカの皮を入れすぎて停止してしまったという方も、量を半分に減らしたら問題なく動いたそうです。水分の多いものは控えめにするのがコツだという声があります。

フィルターの目詰まりによる停止

フィルターの清掃
定期的な交換(4-9ヶ月)
通気口の掃除

フィルターの交換時期が来て止まることがあるという声も。新しいフィルターに交換したら快調に動くようになったとのことで、交換時期は守った方がいいようです。

電源まわりのトラブル

コンセントの差し直し
別のコンセントでの動作確認
電源コードの状態確認

電源プラグを抜き差ししただけで復活したという声も。簡単なことから試してみるのが大事だと実感している方もいます。

異常停止を防ぐメンテナンス方法

パリパリキューが途中で止まる

日頃のメンテナンスを適切に行うことで、多くの異常停止を未然に防ぐことができます。

日常的なお手入れ

– 使用後のバスケット清掃
– 本体の水拭き
– 通気口の確認

定期的な点検(月1回程度)

– フィルターの目詰まり確認
– 電源コードの劣化チェック
– パッキン部分の確認

フィルター交換

– 使用開始から4-9ヶ月で交換
– 臭いが気になり始めたら交換
– 乾燥時間が長くなってきたら交換

半年に1回のペースでフィルター交換をしているという方は、交換直後は乾燥時間も短くなって、性能の違いを実感できるといいます。

パリパリキューのメンテナンス設計は、ユーザーの負担を最小限に抑えながら、製品の性能を最大限に引き出せるよう工夫されています。特に日常的なお手入れは、特別な道具や技術を必要としない簡単なものばかりで、誰でも継続して行えるようになっています。

パリパリキューが途中で止まった場合、多くは製品の安全機能や自動停止システムが正常に働いた結果です。適切なメンテナンスと正しい使用方法を守ることで、トラブルの多くを防ぎ、長期間安定して使用することができます。

もし解決できない問題が発生した場合には、メーカーのサポート窓口に相談することをおすすめします。

乾燥した生ごみの肥料活用法

パリパリキューの肥料

パリパリキューは生ごみを乾燥させるだけでなく、処理後の乾燥生ごみを家庭菜園やガーデニングに最適な肥料として活用できます。

パリパリキューが生み出す最適な未発酵有機肥料

パリパリキューの最大の特徴は、60°C~80°Cの低温風乾燥方式を採用していることです。この処理方法には以下のようなメリットがあります。

栄養素を損なわない低温処理
生ごみの約80%の水分を効率的に蒸発
処理後は元の約1/5まで減量
攪拌せずに優しく乾燥させる設計

高温処理ではなく低温で乾燥させることで、生ごみに含まれる有機物や栄養素を壊すことなく、水分だけを除去します。これにより、そのまま優れた未発酵有機肥料として活用できるのです。

他の生ごみ処理機と比較すると、パリパリキューの肥料としての優位性がよくわかります。

高温風乾燥式の処理機は130°C程度の熱風で処理するため生ごみが部分的に炭化し、バイオ式処理機は微生物によって栄養素が消費されてしまいます。一方、パリパリキューなら栄養素をそのまま保持した肥料を作ることができるのです。

家庭菜園やガーデニングでの効果的な使い方

パリパリキューで作った肥料は、適切な割合で使うことが重要です。

プランターの花や野菜:土10に対して肥料1の割合
苗や種を植える栄養土:土20に対して肥料1の割合
液体肥料として:水1Lに対して肥料小さじ1杯程度
表面施肥:植物の根元から5cm以上離して薄く撒く

肥料としての効果はすぐには現れません。土に混ぜてから効果が出始めるまで約2週間〜1ヶ月、最大の効果が現れるまで約1〜3ヶ月かかります。これは土壌中の微生物が肥料を分解し、植物が吸収できる形に変えるのに時間がかかるためです。

ただし、この緩やかな効き方は植物にとって優しく、長期間にわたって安定した栄養供給ができるというメリットもあります。

生ゴミ処理機の助成金制度を活用して賢く購入しよう

パリパリキューの助成金

パリパリキューを購入する際に活用できる助成金制度をご存知でしょうか。各自治体が実施している生ごみ処理機の購入支援制度を利用すれば、半額程度で購入できる可能性があります。この制度を上手に活用して、お得にパリパリキューを手に入れる方法を解説します。

助成金の概要と申請条件

パリパリキューの助成金制度は、自治体が家庭からの生ごみ削減を推進するために実施している支援制度です。

購入金額の半額程度を補助
上限額は2万円~3万円が一般的
商品券や口座振込での支給

自治体の補助金を使って購入した方は、4万円台の商品が2万円程度で購入できたそうです。事前に確認して良かったと感じています。

助成金の申請には以下の条件があります。

対象は新品の製品のみ
正規の販売店で購入すること
その自治体に住民登録があること
市税などの滞納がないこと
過去の申請から一定期間が経過していること(多くは5年程度)

注意点として、中古品やインターネットオークション、フリマアプリでの購入は対象外となります。また、申請期限内に必要書類を提出する必要があります。

中古品は対象外と知らずに購入してしまい、助成金を受け取れなかったという方もいます。新品での購入が条件だったので要注意です。数千円安く買おうとして、結果的に2万円の助成金を失ってしまった経験談もあります。

申請の手順と必要書類

申請の具体的な流れは以下の通りです。

パリパリキュー助成金の申請手順
  • STEP1
    自治体の制度確認
    購入前にお住まいの自治体で助成金制度を実施しているか、またその条件や金額を確認します。
  • STEP2
    申請書類の入手
    自治体のホームページや窓口で申請書を入手します。必要書類のリストも確認しておきましょう。
  • STEP3
    パリパリキューの購入
    正規販売店で新品を購入し、領収書と保証書を必ず受け取ります。領収書の宛名は申請者本人にしてもらいましょう。
  • STEP4
    申請書の記入
    申請書に必要事項を漏れなく記入します。記入例があれば参考にするとよいでしょう。
  • STEP5
    申請書類の提出
    必要書類をすべてそろえて自治体窓口に提出します。郵送でも受け付けている自治体もあります。
  • STEP6
    助成金の受け取り
    審査後、指定した口座に振り込まれるか、商品券などで支給されます。所要時間は自治体によって異なります。

申請に必要な書類は一般的に以下のようなものです。

申請書(市役所などで入手、またはダウンロード)
領収書(原本)
製品の保証書のコピー
本人確認書類(運転免許証など)
印鑑
通帳のコピー(振込の場合)

窓口で書類の不備を指摘されたけれど、その場で修正できたという方もいます。親切に対応していただき助かったとのこと。事前のダブルチェックが重要ですが、わからない点は窓口で気軽に質問できるようです。

申請のベストタイミングと注意点

助成金の申請には最適なタイミングがあります。

新年度開始直後(4月)がおすすめ
年度末は予算が不足する可能性あり
購入から申請までの期限を厳守(多くは30日以内)
年度をまたぐ申請はできない場合が多い

3月に購入して「年度末で忙しいから4月に申請しよう」と思っていたら、年度をまたぐ申請はできないと言われてしまったという経験談も。購入したら速やかに申請することをおすすめします。

よくあるトラブルとしては、領収書の宛名違い、必要書類の不足、申請期限切れなどがあります。特に領収書は申請者本人の名義で発行してもらうようにしましょう。また、ポイントを使って購入した場合は、実際に支払った金額に対して助成金が計算される場合が多いので注意が必要です。

パリパリキューの助成金制度をうまく活用すれば、お得に購入することができます。お住まいの自治体で実施しているか確認し、計画的に購入・申請することをおすすめします。

パリパリキューで生ごみ処理をスマートに【総括】

パリパリキューPPC-11

パリパリキューPPC-11

パリパリキューは家庭用生ごみ減量乾燥機として、多くの利点を持つ製品です。以下に重要なポイントをまとめます。

PPC-11とPCL-35の2モデルで、家族構成に合わせて選択可能
60-80℃の低温温風で生ごみを乾燥させ、重量を約1/5に軽減

臭い・コバエ・ごみ出し負担を大幅に軽減
ゴキブリを寄せ付けにくい環境作りに効果的

静音設計(36dB)で夜間運転も快適
安全機能が充実し、火災リスクは極めて低い

乾燥した生ごみは未発酵有機肥料として活用可能
自治体の助成金制度を利用すれば半額程度で購入可能

パリパリキューは適切に使用すれば、キッチンの衛生環境を大きく改善し、ごみ出しの手間も軽減できる優れた家電製品です。初期費用はかかりますが、長期的には経済的・環境的なメリットが大きいと言えるでしょう。

ライフスタイルに合わせて選択し、正しい使用方法を守ることで、より快適な生活環境を実現できます。

パリパリキューPPC-11(1~5人)

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パリパリキューライト PCL-35(1~3人)

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参考資料
環境省「家庭ごみの減量化と資源循環推進に関する調査報告」
農林水産省「食品ロス削減と家庭での生ごみ資源化に関する指針」
消費者庁「家庭用生ごみ処理機の比較と選定ガイド」
経済産業省「循環型社会形成に向けた家庭用処理機器の技術動向」

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