生ゴミ処理機パナソニックリサイクラーMS-N53XDのデメリットと対処法

生ゴミ処理機パナソニックMS-N53XDのデメリットについて詳しく知りたいと思っていませんか？人気の高いパナソニックの生ゴミ処理機には、電気代や設置スペース、アース線の問題など、購入前に知っておくべきポイントがいくつかあります。

しかし、これらのデメリットには適切な対処法があり、正しく理解すれば快適に使いこなすことができます。臭いやコバエに悩まされることなく生ゴミ処理をしたい方、自治体の助成金を活用してお得に購入したい方は必見です。

この記事では、実際のユーザーの口コミを参考に7つのデメリットと対処法を徹底解説。生ゴミ処理機を検討している方の不安や疑問を解消します。

これからパナソニックの生ゴミ処理機の購入を検討している方は、デメリットをしっかり理解したうえで判断すると、後悔のない選択ができます。具体的なデメリットと対処法を見ていきましょう。

参考資料
環境省「家庭ごみ処理と害虫対策に関する調査」
パナソニック株式会社「生ごみ処理機 MS-N53XDシリーズ製品仕様」
全国消費者生活センター「家電製品使用実態調査レポート」

生ゴミ処理機パナソニックMS-N53XDの7つのデメリットと対処法

パナソニックの生ゴミ処理機MS-N53XDは、毎日発生する生ごみの量を約1/7に減らし、臭いの問題も解決してくれる便利な家電です。しかし、使用前に知っておくべきデメリットもあります。ここでは実際の口コミをもとに7つのデメリットと、それぞれの対処法を紹介します。これから購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

① 購入前に知っておきたい電気代・ランニングコスト

生ゴミ処理機を使用するうえで気になるのが、ランニングコストです。MS-N53XDは乾燥式のため、温風を使用して生ゴミを処理します。そのため、使用するたびに電気代がかかります。

実際の電気代は、お住まいの地域の電気料金や、処理する生ゴミの種類・量・水切りの状態によって変動します。

ほぼ毎日使用すると月に1000円以上電気代がかかることもありますが、電気代が高いと感じても、生ゴミの臭いやコバエの問題から解放されるメリットを考えると、多くのユーザーは出費を許容範囲と感じています。特に夏場は効果を実感する声が多いようです。

対処法 電気代を節約するためには、以下の方法が効果的です。

MS-N53XDには3時間後と6時間後に運転を開始する予約タイマー機能が付いています。電気料金が安い深夜時間帯に稼働させれば、電気代を抑えられるでしょう。

電気代は確かにかかりますが、他の生ゴミ処理機と比較するとランニングコストの面で優位性があります。生ゴミ処理機の多くはバイオチップや脱臭フィルターなどの消耗品の交換が必要で、長期的に見ると結果的にコストが高くなる場合があります。MS-N53XDは消耗品の交換がほとんど不要なので、10年使用したとしても電気代のみのコストで済む点は大きなメリットと言えるでしょう。

② 設置スペースが必要！サイズ感と実際の置き場所問題

MS-N53XDは、決して小さい家電ではありません。サイズは幅26.8cm×奥行36.5cm×高さ55.0cmで、ふたを開けた状態だと高さが77.0cmになります。キッチンのカウンター上に置くには大きすぎるサイズなので、床置きで使用することになります。

幅26.8cm×奥行36.5cm×高さ55.0cm（本体）
高さ77.0cm（ふたを開けた状態）
重量約12kg

実際のユーザーからは、想像よりも大きく感じるという声がある一方で、縦長のスリムなデザインなので冷蔵庫の横や食器棚の隣などちょっとしたスペースに置けて助かっているという意見も聞かれます。大容量なのにコンパクトな部類という評価も多いです。

またシンク横に置くとごみ箱感覚で使えて意外と邪魔にならないという声もあります。高さはありますが、幅と奥行きはそれほど大きくなく、見た目もスタイリッシュなので、キッチンの雰囲気を壊さないという評価も多いようです。

対処法 設置場所に関しては、以下のポイントを考慮するとよいでしょう。

また、設置するときは本体の周囲にも一定のスペースが必要です。取扱説明書には、上部に60cm以上、左右・後方に5cm以上のスペースを空けることが推奨されています。これは熱がこもらないようにするためで、安全面からも重要です。

縦長のスリムなデザインは、限られたキッチンスペースにも設置しやすい工夫と言えます。一般的なゴミ箱よりは大きいですが、毎日のゴミ捨ての手間が減ることを考えると、この程度のスペースは許容範囲ではないでしょうか。コンパクトなモデルもありますが、処理容量が小さくなるトレードオフがあります。家族の人数や生ゴミの量に合わせて選ぶことが大切です。

③ アース線接続が必須！設置場所が制限される理由

MS-N53XDを使用するためには、アース線の接続が必須となります。これは、漏電時の感電や火災のリスクを防ぐための安全対策です。

しかし、アース端子付きのコンセントがないと設置できないため、設置場所が制限されることがあります。

漏電防止のためアース線の接続が必須
キッチンにアース端子がない場合は工事が必要
アース工事には5,000〜20,000円程度の費用がかかる場合も
賃貸住宅では勝手に工事ができない場合も

アース線の接続に手間取るユーザーも少なくありません。キッチンのコンセントにアース端子がなく、電気店に依頼してアース工事をした方もいます。費用はかかりますが、安全のためと割り切る方が多いようです。事前にコンセントの状態を確認しておくことが重要です。

対処法 アース線接続の問題には、以下の対処法があります。

賃貸住宅の場合は、大家さんや管理会社に相談してから工事を検討しましょう。許可なく工事をすると、原状回復費用が発生する可能性があります。

アース線の接続は面倒に思えますが、これは安全のための必須条件です。生ゴミという水分を多く含む物質を処理し、高温で乾燥させる家電だからこそ、漏電対策は重要なのです。実際、多くのキッチン家電（電子レンジや食洗機など）もアース接続が必要なので、キッチンにはすでにアース端子付きのコンセントがある場合も多いです。購入前に設置場所のコンセント状況を確認しておくことで、この問題は回避できるでしょう。

④ 処理中に発生する香ばしいニオイの対策方法

MS-N53XDは、パナソニック独自のプラチナパラジウム触媒により、生ゴミの嫌なニオイを約99%カットすると謳われています。しかし、処理中には完全に無臭というわけではなく、香ばしいニオイが発生します。このニオイが気になる方もいるようです。

処理中に香ばしいニオイが発生する
生ゴミのニオイではなく、乾燥による焦げたような香り
換気が悪いと室内にニオイが広がることも
個人によって感じ方に差がある

処理中のニオイは想像していたより気になるという声もあります。生ゴミ臭ではなく何かを煎っているような香ばしいニオイですが、敏感な方には少し強く感じることもあるようです。リビングの近くに置いていると、稼働中は換気扇を回すなどの対策をしている方もいます。

一方で、処理中のニオイは香ばしい感じで全く不快ではないという意見も多く、個人的には焼き芋やお煎餅のような良い香りだと感じる方もいます。何を入れるかによっても変わるようで、野菜くずが多いときは特に良い香りがするという評価もあります。

対処法 処理中のニオイが気になる場合は、以下の対策を試してみてください。

また、コーヒーやお茶の出涸らしを一緒に入れると、ニオイが和らぐという口コミを見かけました。

処理中のニオイについては、感じ方に個人差が大きいようです。パナソニックの処理機は他メーカーと比較すると脱臭性能が高く評価されており、実際に生ゴミの腐敗臭のような不快なニオイはほとんど感じられません。発生するのは「香ばしいニオイ」であり、これを心地よいと感じる人もいれば、気になる人もいるようです。

⑤ 入れてはいけないもの一覧と失敗しない使い方

MS-N53XDは多くの生ゴミを処理できますが、すべての生ゴミに対応しているわけではありません。特定の食材や物は故障や火災の原因になる可能性があるため、入れてはいけないものを把握しておくことが重要です。

硬い骨（牛・豚・鶏などの骨）
多量の柑橘類の皮（みかん・オレンジなど）
アルコール分を含む食品（酒かす・アルコール漬けの果物など）
多量の油分を含む食品
生ゴミではないもの（ラップ・袋・トレーなど）

最初は何でも入れられると思っていたけれど、取扱説明書をよく読んで制限があることを知ったというユーザーも多いです。特に柑橘類の皮は引火性があるとのことで注意が必要です。基本的な生ゴミなら問題なく処理できますが、硬い骨や大量のみかんの皮などは別途処分しているという方がほとんどです。

対処法 入れてはいけないものをあらかじめ把握し、分別することが大切です。また、適切な使い方をすることで故障を防ぎ、長く使うことができます。

これらのポイントを守れば、トラブルなく長期間使用できるでしょう。

入れてはいけないものがあるというのは確かにデメリットですが、これはMS-N53XDに限った話ではなく、ほとんどの生ゴミ処理機に共通する制約です。むしろMS-N53XDは処理できる生ゴミの範囲が広いほうで、卵の殻や小さな魚の骨なども処理できます。また、お茶がらや野菜くずなどの一般的な生ゴミは問題なく処理できるので、日常的な使用では大きな支障はないでしょう。

⑥ 本体重量が12kgあり移動が大変な問題

MS-N53XDの本体重量は約12kgあり、決して軽いとは言えません。そのため、頻繁に移動させたり、掃除のために持ち上げたりするのは大変です。

本体重量が約12kg
女性や高齢者には持ち上げるのが重い
移動させる際に床を傷つける可能性がある
設置場所を変更するのが難しい

思ったより重くて驚いたという声は多く、キッチンの掃除をするときに動かすのが一苦労という意見も聞かれます。一度設置したら動かさないつもりで場所を決めるべきだという助言も多いです。それ以外は特に不満はなく、性能には満足しているユーザーがほとんどです。

対処法 重量がある本体を扱う際には、以下の対策が有効です。

また、処理容器（バケツ）は取り外せるので、処理後の生ゴミを捨てる際には本体ごと動かす必要はありません。容器だけを取り出して処理すれば、日常的な使用では本体を動かす必要はほとんどないでしょう。

重いというデメリットはありますが、これは頑丈で長持ちする家電の証でもあります。実際に多くのユーザーが10年以上使用している例もあり、耐久性の高さは評価できます。また、重量があるおかげで、稼働中も安定していて倒れる心配がありません。頻繁に移動させる必要がなければ、日常的な使用では大きな問題にはならないでしょう。

⑦ 価格の高さと予算内で購入する方法

MS-N53XDの価格は、執筆時点で7万円台後半〜8万円台が相場となっています。他の生ゴミ処理機と比較しても高価格帯に位置しており、初期投資としては大きな金額です。

価格は7万円台後半〜8万円台が相場
小型の処理機と比べると約2倍の価格差
性能やサイズを考慮しても高額

価格は正直高いと感じる方が多いようですが、自治体の助成金を利用して購入される方も多いです。例えば購入費用の2分の1（上限2万円）の助成金が出る自治体もあり、それを利用すれば実質6万円程度で購入できることもあります。使ってみると生活の質が上がったので、結果的には満足しているという声が多く聞かれます。毎日のストレス解消と考えれば価値があると感じる方がほとんどです。

対処法 価格が高いと感じても、以下の方法で負担を軽減することができます。

特に自治体の助成金制度は大きな助けになります。自治体によって金額や条件は異なりますが、購入費用の1/2〜2/3を補助してくれるケースもあります。購入前にお住まいの自治体のホームページなどで確認してみましょう。

確かに初期投資としては高額ですが、長期的に見るとコストパフォーマンスはそれほど悪くありません。消耗品が必要なく、10年程度使用できることを考えると、1日あたりのコストは数十円程度です。また、生ゴミの減量によってゴミ袋の使用量が減ることや、生ゴミの臭いやコバエの問題からの解放という精神的メリットを考慮すると、その価値は十分にあると言えるでしょう。

よくある質問と回答

MS-N53XDを購入・使用する際によくある質問とその回答をまとめました。購入前の疑問解消にお役立てください。

壊れた時の修理対応は？部品交換はできる？

MS-N53XDが故障した場合の修理対応や部品交換について、多くの方が気にされています。

現行品は修理可能（補修部品があれば対応可）
補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後6年間
自分で部品を購入して修理することは難しい
部品購入は処理容器（バケツ）のみ可能

使用して8年目に電源が入らなくなり、メーカーに修理を依頼したという方もいます。長く使える商品なので修理対応があるのはありがたいという声が聞かれます。

修理が必要になった場合は、パナソニックの修理相談窓口に連絡するのがよいでしょう。MS-N53XDの主な故障としては、電源がつかない、ヒーターが温まらない、異音がするなどが報告されています。

故障を予防するためには、定期的なお手入れが重要です。特に、処理容器の清掃や、ふた裏のヒーターカバーにたまったゴミの除去を行うことで、長く快適に使用できます。

助成金はどのくらい受けられる？申請方法は？

自治体によっては、生ゴミ処理機の購入に対して助成金を出している場合があります。この制度を活用することで、購入費用を抑えることができます。

自治体により助成金額は異なる（1万円〜3万円程度が多い）
購入前の申請が必要な場合と購入後の申請でよい場合がある
申請には領収書や保証書のコピー、申請書などが必要
指定販売店での購入が条件の場合もある

実際のユーザー体験では、住んでいる市で購入費用の2分の1（上限2万円）の助成金が出たという報告があります。申請は購入後で、領収書と製品の写真を添えて市役所に提出するだけの簡単な手続きだったそうです。これで実質6万円程度で購入できたので、かなりお得に感じたという声も多いです。

自治体の助成金を受けるためには、まず自治体のホームページや環境課に問い合わせて、制度の有無や条件を確認しましょう。申請方法や必要書類は自治体によって異なります。また、予算枠が決まっている場合もあるので、早めに確認することをおすすめします。

他の生ゴミ処理機との比較ポイントは？

MS-N53XDと他の生ゴミ処理機を比較する際のポイントをまとめました。

処理方式：乾燥式、バイオ式、ハイブリッド式がある
処理容量：MS-N53XDは最大2kg(約6L)と大容量
ランニングコスト：MS-N53XDは電気代のみで消耗品不要
サイズ：MS-N53XDは大型。少人数対象の小型モデルもある
価格帯：MS-N53XDは高価だが、耐久性も高い

パリパリキューという別のメーカーの小型処理機も検討したが、結局MS-N53XDを選んだという方も多いです。理由は消耗品が不要な点と大容量である点が主な決め手になっています。確かに価格は高いですが、10年使うつもりであれば長い目で見るとコスパは良いと判断する方が多く、実際に使用して満足している声が多く聞かれます。

MS-N53XDは、他の生ゴミ処理機と比較して以下のような特徴があります。

一方で、小型の処理機と比べると価格が高く、設置スペースも必要です。ご家庭の状況や予算に合わせて選ぶことが大切です。

生ゴミ処理機パナソニックMS-N53XDのデメリットを踏まえて活用しよう【総括】

MS-N53XDのデメリットを7つ紹介してきましたが、すべてを考慮した上でも、総合的には非常に優れた生ゴミ処理機であると言えます。

電気代はかかるが、脱臭効果や処理能力の高さを考えれば許容範囲
サイズや重量は大きいが、その分処理容量も大きく家族向け

アース線の接続は手間だが、安全のためには必要な対策
処理中のニオイは換気や使用タイミングの工夫で対応可能

入れられないものはあるが、一般的な生ゴミなら問題なく処理可能
価格は高いが、自治体の助成金を活用すれば負担軽減が可能

耐久性が高く、10年以上使用している例も多数

MS-N53XDは、生ゴミの量を約1/7に減らし、嫌なニオイの発生やコバエの問題を解決してくれる便利な家電です。リビングやキッチンに嫌な臭いが漂うことなく、衛生的に生ゴミを処理できることは、日々の生活の質を大きく向上させてくれます。

初めは価格の高さに躊躇しても、購入して1年以上経つと「もっと早く買えばよかった」と思うほど満足している方が多いようです。生ゴミの臭いやコバエの心配がなくなり、毎日のストレスが大幅に減ったという声が多く聞かれます。設置場所の確保や電気代など、多少の妥協点はありますが、それを上回るメリットがあるという評価が大半です。

確かにいくつかのデメリットはありますが、それらは工夫や対策で解決できる範囲のものがほとんどです。生ゴミ処理に悩みを抱えている方、特に家族が多く生ゴミの量が多い家庭や、夏場の臭い・虫の問題に悩んでいる方には、自信を持っておすすめできる製品です。

自治体の助成金制度を活用すれば、初期費用の負担も軽減できます。MS-N53XDで毎日の生ゴミ処理が快適になり、家族全員がストレスなく気持ちよく過ごせる生活を手に入れてみてはいかがでしょうか。