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マツコの知らない世界【ティラミス】抹茶や日本酒との相性を1000種食べ歩いたプロが語る

マツコの知らない世界 ティラミス グルメ
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「本場イタリアと日本のティラミスの違いって何だろう?」 「家庭でも本格的なティラミスは作れるの?」 「和風アレンジのティラミスって、どんな味なんだろう?」

そんな疑問にお答えするため、テレビ「」で2021年12月に放送された内容をご紹介します。1000種類以上のティラミスを食べた料理研究家のベリッシモ・フランチェスコさんが、本場イタリアと日本のティラミスの魅力について語りました。

この記事では、本場イタリアのティラミスから日本独自のアレンジまで、その奥深い世界をわかりやすく解説していきます。

マツコの知らない世界 ティラミス

イタリアと日本、それぞれの国で愛されるティラミスの特徴
抹茶や日本酒など、和の食材を活かしたアレンジレシピ
都内で楽しめる本場イタリアの味
家庭で簡単に作れるクリスマスティラミスレシピ

イタリアでは各家庭に伝統の味があり、日本では和の食材を取り入れた独自の進化を遂げているティラミス。その両方の魅力を、ベリッシモさんの解説とともにご紹介していきます。

マツコの知らない世界:実は日本はティラミス大国

マツコの知らない世界 ティラミス

日本は、イタリア以外で最もティラミスを愛する国として知られています。和の食材とイタリアの伝統が融合した独自の進化を遂げた日本のティラミス文化を、ベリッシモさんが紹介しました。

なぜ日本はティラミス大国になったのか?その歴史

ティラミスが日本で広く知られるようになったきっかけには、いくつかの重要な転換点がありました。

1960年代:イタリアで家庭料理として普及   1986年:デニーズで日本版ティラミス登場   1990年:雑誌「Hanako」の特集でブームに

イタリアでティラミスが普及したのは1950年代から1960年代にかけて。これは各家庭に冷蔵庫が普及し始めた時期と重なります。生を使用するティラミスは、冷蔵保存が必要不可欠だったためです。

その後、1986年に日本のデニーズでティラミスが登場します。ただし、このときのティラミスは本場イタリアのものとは異なる解釈で作られていました。

本格的なティラミスブームの火付け役となったのは、1990年の雑誌「Hanako」の特集記事。都会的なとして注目を集め、一大ブーム(イタメシブーム)となりました。

和の食材と融合!進化を遂げた日本のティラミス

マツコの知らない世界 ティラミス

日本では、伝統的な和の食材を取り入れたアレンジティラミスが独自の進化を遂げています。

抹茶ティラミス   豆腐を使用したチーズ不使用のティラミス   きなこや黒ごまを使用したアレンジ

特に抹茶ティラミスについて、ベリッシモさんは「イタリア人も驚く」と評価。その理由として、両国の食文化の共通点を挙げています。たとえば

エスプレッソと甘いお菓子の組み合わせ   抹茶と和菓子の組み合わせ   苦みと甘みのバランスを重視する文化

豆腐専門店「三代目茂蔵」では 通常のマスカルポーネチーズの代わりに濃厚な豆腐を使用したティラミスを開発

マツコの知らない世界 ティラミス

ベリッシモさんは「豆乳はソイラテと呼ばれるように、チーズのもとである牛乳の代替として違和感がない」と説明しています。

日本酒×ティラミスの意外な組み合わせ

ベリッシモさんが特に注目したのが、日本酒を使用したティラミスです。イタリアでは、お酒を使用したドルチェが一般的であることから、日本酒との組み合わせにも大きな可能性を感じているようです。

大阪・門真市のパティスリーエルブランシュの日本酒ティラミス   升をイメージした和風の器での提供   イタリアと同程度の酒量を使用

パティスリーエルブランシュでは、地元の日本酒をたっぷりとシロップに加え、スポンジ生地に染み込ませています。その上からマスカルポーネと生クリームのムースを重ねることで、日本酒の香りが鼻孔をくすぐる大人向けのティラミスに仕上がっています。

マツコさんも「日本酒、ちょっと本当に使ったほうがいい。洋菓子に合う」と絶賛していました。

マツコの知らない 本場イタリアのティラミスの世界

マツコの知らない世界 ティラミス

イタリアのティラミスには、地域によって異なる特徴があり、そのルーツにも諸説あります。ベリッシモさんが語る本場の味と、都内で楽しめる本格的なティラミスをご紹介します。

ティラミスの意外なルーツと語源

ティラミスの発祥地については、イタリアの20の州それぞれが「うちが本場」と主張するほど、諸説入り混じっています。

ティラミスの直訳は  「私を上に引っ張り上げて」   「私を元気にして」という意味  元気が出る夜のデザートとして誕生

ベリッシモさんによると、その効果には科学的な根拠もあるといいます。

卵黄のたんぱく質   マスカルポーネチーズの栄養   エスプレッソコーヒーの刺激   ココアのパワー

これらの材料がバランスよく配合されることで、食べた人に活力を与えるデザートとして親しまれてきました。

イタリア各地で異なるティラミスの特徴

イタリアでは、地域によってティラミスの特徴が異なります。これは、各地域の食文化や好みの違いを反映したものです。

ローマ:伝統的な家庭の味を重視   ナポリ:深煎りコーヒーを使用した力強い味わい  ミラノ:デザイン性を重視したおしゃれな仕上がり

特に本場のティラミスには、日本のものとは異なるいくつかの特徴があります。

生クリーム不使用   卵とマスカルポーネチーズで作るクリーム  スポンジではなくサヴォイアルディ(フィンガービスケット)を使用

都内で楽しめる本場イタリアの味

マツコの知らない世界 ティラミス

ベリッシモさんおすすめの、本場の味を楽しめる都内の店舗をご紹介します。

エルビステッカーロデイマニャッチョーニ

シェフは6年間ローマで修業   厳選された卵を使用   ローマの家庭でよく使われるヘーゼルナッツペーストを使用

タランテッラダルイジ(白金高輪)

シェフは7年間ナポリで修業   週末は3~4割がイタリア人客   ナポリ名物の深煎りコーヒーを使用

エンボリオアルマーニカフェ(表参道)

アマレットリキュールのゼリーを使用   ナッツのお酒の風味がエレガントな味わい   アルマーニこだわりのレシピで提供

マツコさんも「アマレットのゼリーがポイント」と絶賛していました。

ベリッシモさんは「イタリアと日本は地理的に似ていて、四季がしっかりしている。そのため人間の生きるライフスタイルも似てくる」と、両国でティラミスが愛される理由を説明しています。

家庭で作るティラミスの世界

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ティラミスは、イタリアでは各家庭で作られる定番デザート。日本の汁やおにぎりのように、家庭ごとに独自の味があるといいます。ベリッシモさんが教える、ご家庭で簡単に作れるレシピをご紹介します。

クリスマスにピッタリ!イチゴのティラミスレシピ

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4人分の材料
サヴォイアルディ 200グラム(ビスケットで代用可)   牛乳 100ml   レモンチェッロ 適量(レモン汁で代用可)   砂糖 大さじ1   マスカルポーネ 250グラム   卵黄 3個分   イチゴ 1パック   ミント

作り方
イチゴをスライスしてレモンチェッロに漬け、1時間冷蔵庫で寝かせる   卵黄を泡立て、砂糖を加えてさらに泡立てる   マスカルポーネにレモンチェッロを混ぜる   ビスケットをレモンチェッロ入りの牛乳に3秒ほど浸す

組み立て方
クリーム、ビスケット、イチゴの順で重ねる   この工程を繰り返す   冷蔵庫で3時間寝かせる

イタリアの家庭の味を再現するコツ

マツコさんは試食後、「今まで食べたどのティラミスとも似ていない」と感想を述べています。その特徴は以下の通りです。

強い甘さを避け、バランスを重視   レモンチェッロで味を引き締める   家庭ならではの素朴な見た目

ベリッシモさんのアドバイス
材料の代用は積極的に行ってOK   日本の食材との組み合わせを楽しむ   自分好みの味にアレンジする

「イタリアの家庭でも、それぞれの家庭の味があるように、日本の家庭でも自分らしいアレンジを楽しんでほしい」とベリッシモさんは語っています。

イタリアと日本、それぞれの魅力が詰まったティラミスの世界【総括】

マツコの知らない世界 ティラミス

日本はイタリア以外で最もティラミスを愛する国  

1990年の雑誌「Hanako」特集をきっかけに大ブーム  

抹茶や豆腐など和の食材でアレンジ  

日本酒を使用した和風ティラミスも登場  

イタリアでは地域によって特徴が異なる  

ティラミスは「元気が出るデザート」という意味  

本場では生クリーム不使用が特徴  

都内で本場の味が楽しめる専門店が増加  

イタリアでは各家庭に独自の味がある

家庭で手作りする際は材料の代用やアレンジが可能  

イタリアと日本は食文化に共通点が多い  

両国とも苦みと甘みのバランスを重視

ティラミスは、イタリアの伝統と日本の創意工夫が見事に調和したデザートです。本場の味を楽しむのも、和の食材でアレンジするのも、自分好みにアレンジして作るのも、すべてがティラミスの魅力といえるでしょう。

ぜひお好みの方法でティラミスの世界を楽しんでみてください。

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