捨てている食材活用で健康増進…なんて、そんな都合のいい話、ある!?
…と思いきや、実は普段廃棄している食材の部分にこそ、驚くべき栄養価や健康効果が隠されていました。
2024年10月8日に放送された「カズレーザーと学ぶ 食と健康」では、広島大学の堤理恵先生を講師に迎え、普段捨てがちな食材の部分に含まれる貴重な成分について紹介されました。
そして番組では、科学的研究に基づいた8つの「最強食材」+αが紹介され、その驚くべき効果が明らかになりました。
この記事では、番組で紹介された食材の意外な活用法や、その健康効果について詳しく解説していきます。
普段当たり前のように捨てていた食材の廃棄部分を上手に活用することで、栄養バランスの改善や健康増進、さらには食費の節約にもつながります。捨てていた部分を見直すことで、生活が劇的に変わるかもしれません。
【もったいないランキング番外編】ナスのヘタ・卵のカラザ・シイタケの軸
番組では番外編として、ナスのヘタ部分に注目が集まりました。
この発見は2023年に明らかになったばかりで、医学界に大きな衝撃を与えています。捨てるのが当たり前のナスのヘタに含まれる成分(9-oxo-ODAs)が、がん治療に役立つ可能性があるのです。※癌が治るわけではないし、まだ研究段階。
また、取り除いて捨てる人が多い玉子のカラザには、アンチエイジング効果が期待できるシアル酸が。シイタケの軸には免疫機能アップが期待できるビタミンDが豊富に含まれています。
【8位】ほうれん草の赤い根元:抗酸化&美肌効果
ほうれん草の根元、特に赤い部分には注目すべき成分が含まれています。
堤先生は、ほうれん草の根元を捨てることを「マグロのトロを捨てているのと同じ」と表現しました。この部分を積極的に摂取することで、美容と健康の両面でメリットが得られる可能性があります。
【7位】アボカドの種:脂肪分解成分の宝庫
アボカドの種は、多くの人が捨ててしまう部分ですが、実は驚くべき効果があります。
番組では、アボカドの種のディップソースが紹介され、試食していました。
アボカドの種をフードプロセッサーで細かく砕き、アボカド果肉、タマネギ、トマトを加え、 調味料(タバスコ・レモン汁・塩・コショウ・オリーブオイルなど)でお好みの味に調えるだけ。
ディップソースをクラッカーや野菜スティックと一緒に楽しみます。アボカドの種は苦いのですが、ディップにすると苦みをあまり感じなくなるとのこと。
アボカドの種にはカテキンが多いので「アボカド茶」としても利用されていますが、こちらはダイエット効果を期待する人に人気があります。
【6位】エビの殻:新発見のダイエット成分
2023年9月に判明したばかりの研究成果として、エビの殻に含まれるダイエット成分が紹介されました。
この発見はワシントン大学の報告によるもので、エビやカニの殻を有効活用することで、ダイエット効果が期待できます。
殻を食べることに抵抗がある方も、丸ごと食べる桜エビならイケるでしょう。
また、キチンはみそ汁などに溶けだしたりしないので(不溶性)、エビの殻を炒って砕いて、ふりかけなどにして食べるといいようです。
【5位】カボチャの種とワタ:美肌と髪の健康に
街頭インタビューでは95%の人が食べないと回答したカボチャの種とワタですが、実はこれらの部分にも重要な栄養素が含まれています。
堤先生は、カボチャの種とワタを使ったポタージュの作り方を紹介しました。
カボチャの種とワタは豆乳と共にブレンダーにかけ、調味してポタージュにすると、無駄なく栄養成分が摂れます。
【4位】マグロの血合い:最強の抗酸化成分
2020年に発表された研究によると、マグロの血合いには驚くべき効果があることがわかりました。ちなみに血合いは血ではなく、筋肉です。
ここでは、マグロの血合いを使ったハンバーグや竜田揚げが紹介され、美味しく健康的な食べ方が提案されました。
マグロの血合いをフードプロセッサーでミンチにし、 豆腐、ネギ、卵などと混ぜ、 塩・胡椒で味付けし、形を整えて焼くだけ。
セレノネインは熱に強いので、ハンバーグや竜田揚げにしてもOK
【3位】茶殻:意外な栄養パワー!実は栄養の7割を捨てていた
普段あたりまえに捨てている茶殻にも、驚くべき栄養価があることが紹介されました。
茶殻を活用した料理としては、茶殻を入れたチャーハンや、水気を切った茶殻を細かく刻んでベーコンやシメジとあわせる茶殻パスタが提案されました。
【2位】タマネギの皮:体脂肪分解効果
タマネギの皮には、ケルセチンという成分が豊富に含まれています。これはサントリーの「特茶」に入ってる成分です。
2022年の立命館大学とサントリーの共同研究によると、ケルセチン配糖体と軽い筋トレを組み合わせることで、筋肉の質まで改善する効果が期待できるそうです。
タマネギの皮は外側4枚目までケルセチンが含まれています。でも、茶色い皮の部分に9割含まれているとのこと。
ケルセチンは熱に強いため、玉ねぎの皮を食感がなくなるまでくたくたに煮込んだスープにして摂取するのがおすすめです。市販の「玉ねぎの皮」粉末をみそ汁に入れても、同様の効果が期待できます。
【1位】すだちの皮にしかない独自のダイエット成分
すだちの皮には、「スダチチン」というスダチ特有のポリフェノールが含まれています。
マウスの実験では、22週間のスダチチン投与で肝臓脂肪の蓄積の抑制が確認されました。
食べ方としては、すりおろしたすだちをポテトサラダに振りかける方法が提案されていました。それがちょっと苦手…と思う方は、このおろし金 を使うといいかも。
また、みかんの皮に含まれるβ-クリプトキサンチンも内臓脂肪を減らす効果があるとのことです。β-クリプトキサンチンは皮の部分に実の8倍が含まれ、中でも温州ミカンに一番多く含まれています。
番組では、これらの成分を活用した「みかん鍋」のレシピも紹介されました。これはなべ物に、ミカンを丸ごとそのまま入れて食べるお鍋です。もちろん皮ごと。
和歌山の味⭐みかん鍋
by Lys
材料(4~6人分)
■具材 /
ミニ大根 / 1本
キャベツ / 1/3個
つみれ / 2パック
玉ねぎ天 / 1パック(4枚)
笹かまぼこ / 1パック(4枚)
みかん(防腐剤不使用) / 2~4個
■出汁 /
昆布 / 20cm
水 / 800ml
レシピを考えた人のコメント
和歌山で食べたみかん鍋の再現レシピです
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まとめ:食材を無駄なく活用し、健康と家計にやさしい食生活を
– 卵のカラザにはアンチエイジング効果が期待できるシアル酸が含まれる
– シイタケの軸には免疫機能アップが期待できるビタミンDが豊富
– ほうれん草の根元には強い抗酸化作用がある
– アボカドの種は脂肪分解成分の宝庫
– エビの殻に含まれるキチンには体重増加抑制効果がある
– カボチャの種とワタは美肌と髪の健康に良い
– マグロの血合いには最強の抗酸化成分セレノネインが含まれる
– 茶殻にはβカロテンやビタミンEが豊富
– タマネギの皮に含まれるケルセチンには体脂肪分解効果がある
– すだちの皮に含まれるスダチチンはエネルギー代謝を向上させる
– みかんの皮に含まれるβ-クリプトキサンチンには内臓脂肪を減らす効果がある
これらの食材を無駄なく活用することで、栄養バランスの改善や健康増進、さらには食費の節約にもつながります。普段捨ててしまいがちな部分にも目を向け、創意工夫を凝らした調理法を取り入れることで、より豊かで健康的な食生活を送ることができます。
あなたの食卓にも新しい発見と健康をもたらしてください。