2024年12月21日の「青空レストラン」のいぶりがっこ特集。今回のレシピは「なめろう いぶりがっこ添え」
秋田県の伝統的な漬物「いぶりがっこ」と新鮮なアジのなめろうを組み合わせた、和の創作料理です。
燻製香る大根の香ばしさと、アジのうま味が見事に調和した一品で、香味野菜の爽やかな風味が食欲をそそります。和食の魅力を再発見できる、おもてなしにもぴったりの料理です。
なめろう いぶりがっこ添えの作り方
秋田県の伝統的な漬物「いぶりがっこ」は、大根を燻製にしてから漬け込む独特の製法で作られます。香り高い燻製の風味と、程よい塩味が特徴的な郷土料理です。
なめろう いぶりがっこ添えのレシピ
材料と分量:4人前
- いぶりがっこ:適量
- アジ(刺身用):2尾
- 大葉:5枚
- みょうが:1個
- 青ネギ:1~2本
- しょうが:6g
- 秋田のみそ:適量
- STEP1食材の準備いぶりがっこを千切りにします
- STEP2大葉の準備大葉とみょうがは千切り、青ネギは小口切りにします
- STEP3しょうがの準備しょうがはすりおろします
- STEP1アジの下処理アジの刺身は食べやすい大きさに切り分けます
- STEP2味付けアジの刺身に千切りにしたいぶりがっこを添えます
- STEP3香味野菜の盛り付け千切りにした大葉、みょうが、小口切りにした青ネギを盛り付けます
- STEP4仕上げすりおろしたしょうがと秋田のみそを添えて完成です
なめろう いぶりがっこ添えをおいしく食べるコツ
いぶりがっこは千切りにすることで、燻製の香りがより引き立ちます
刺身との相性が抜群で、漬物の塩味が刺身の旨味を引き出します
香味野菜を添えることで、さっぱりとした味わいに仕上がります
秋田のみそを添えることで、より深い味わいを楽しめます
いぶりがっこによくある質問
いぶりがっこはどんな大根を使うのがおすすめですか?
秋田県の伝統的ないぶりがっこは、寒締め大根を使用します。寒締め大根は寒さにさらされることで甘みが増し、歯ごたえも良くなります。
いぶりがっこの「いぶり」とはどういう意味ですか?
「いぶり」とは、燻製にすることを意味する秋田の方言です。大根を燻製にしてから漬け込むことから、この名前が付けられました。
いぶりがっこは他の料理にも使えますか?
はい、いぶりがっこは様々な料理に活用できます。刺身の付け合わせ以外にも、チャーハンの具材や、細かく刻んでおにぎりの具にするなど、アレンジが可能です。
いぶりがっこの燻製の香りが強すぎる場合はどうすればよいですか?
千切りにする際に薄めに切ることで、香りを調整できます。また、香味野菜と組み合わせることで、燻製の香りを和らげることができます。
いぶりがっこと相性の良い日本酒はありますか?
秋田県の辛口日本酒との相性が特に良いです。燻製の香りと塩味が、日本酒の風味を引き立てます。
いぶりがっこは常温で食べるのがよいですか?
常温でも美味しく食べられますが、少し冷やして食べると、より引き締まった食感を楽しめます。
いぶりがっこは栄養価が高いのですか?
大根に含まれる食物繊維やビタミンCが豊富です。また、塩分を含むため、夏場の塩分補給にも適しています。
いぶりがっこを刺身以外の魚料理に使うことはできますか?
白身魚の煮付けや、焼き魚の付け合わせとしても相性が良いです。魚の臭みを消す効果もあります。
いぶりがっこを使った料理で気をつけることはありますか?
いぶりがっこ自体に塩味があるため、他の調味料は控えめにすることをおすすめします。
いぶりがっこの代わりに普通の大根の漬物を使ってもいいですか?
味や香りが大きく異なるため、同じ食感は得られません。いぶりがっこ特有の燻製の香りを楽しむ料理では、代用は難しいでしょう。
秋田みそ:ヤマキウ(小玉醸造)
ヤマキウ(小玉醸造)は、秋田を代表する味噌ブランドとして知られています。
1879年(明治12年)創業の小玉醸造が製造しており、1910年に初めて「秋田味噌」という名称を使用しました。現在、県内の約半分の味噌を生産しており、農林水産大臣賞や秋田県知事賞など数々の賞を受賞しています。
秋田味噌の特徴
味わいの特徴
鮮やかな明るい赤褐色で、食欲をそそる光沢とテリがある
大豆の深い旨味と塩味、お米の甘みが調和した上品な風味
米麹の配合率が高く、しっかり塩分が効いていながらも塩なれしている
秋田県独自の「秋田香酵母・ゆらら」を使用
製造方法
– 秋田県産のリュウホウ等の国産大豆を使用
– 約1年半の天然醸造による発酵・熟成
– 伝統的な秋田味噌から甘口や低塩タイプまで、様々な種類を生産