2024年12月16日の「グレーテルのかまど」 今回のレシピは「オストカーカ」
北欧スウェーデンの伝統的なチーズケーキ「オストカーカ」は、『長くつ下のピッピ』で知られる作家リンドグレーンの故郷の味として親しまれています。
クリスマスや誕生日など、特別な日に欠かせない国民的なお菓子で、温かいうちにジャムとクリームを添えて楽しむのが定番です。
オストカーカの作り方
スウェーデンが誇る伝統的なチーズケーキ、オストカーカ。手作りチーズから始める本格的なレシピで、温かいうちに食べる素朴な味わいが特徴的です。
オストカーカのレシピ
材料と分量:25×15㎝楕円グラタン皿 1枚分
- 牛乳:2000ml
- レモン汁:120ml
- 全卵:100g(Mサイズ2個分)
- グラニュー糖:40g
- 薄力粉:20g
- 生クリーム(乳脂肪分38%):200g
- 皮つきアーモンド:30g
▶サワーチェリージャム
- 冷凍サワーチェリー(ホール):200g
- グラニュー糖:95g
- ペクチン:1g
- グラニュー糖(ペクチン用):5g
▶仕上げ用
- ホイップクリーム:300g
- STEP1下準備レモン汁をしぼってこし、薄力粉をふるい、アーモンドをローストして粗く刻みます。耐熱容器にバターを塗り、オーブンを180℃に予熱します
- STEP2チーズ作り鍋で牛乳を60~70℃に温め、火を止めてレモン汁を加えてゆっくり混ぜます。できたホエーをさらしでこして水気をきります
- STEP3生クリームの泡立て生クリームをゆるく角が立つまで泡立てておきます
- STEP4卵液作り全卵にグラニュー糖を加え、8の字がかけるくらいもったりするまで泡立てます
- STEP5材料を合わせるホエーに卵液を2回に分けて加え、次に泡立てた生クリームを加えて混ぜます。最後に薄力粉とアーモンドを加えて均一に混ぜ合わせます
- STEP6焼き上げ準備した耐熱容器に生地を流し入れ、180℃で30分焼いた後、200℃に温度を上げてさらに10分焼きます
- STEP1一晩漬け込み冷凍サワーチェリーとグラニュー糖95gを混ぜ、冷蔵庫で一晩おきます
- STEP2ペクチンの準備ペクチンとグラニュー糖5gをよく混ぜ合わせます
- STEP3ジャム作り鍋に漬け込んだチェリーを入れて弱火にかけ、温まってきたらペクチンを加えて中火で混ぜながら炊きます
- STEP4完成水に落として散らない状態になったら完成です。ボウルに移して冷まし、冷蔵庫で保存します
作り方のコツ
チーズ作りの際は、牛乳の温度管理が重要です。60~70℃を必ず守りましょう
レモン汁を加えた後はゆっくりと混ぜ、急激な動きを避けることでなめらかなチーズができます
アーモンドは香ばしさを出すため、必ずローストしましょう
オーブンの温度調節をしっかり行うことで、しっとりとした食感が実現できます
ジャムは必ず冷まして冷蔵保存し、チーズケーキは温かいうちに召し上がるのがポイントです
オストカーカによくある質問
Q:チーズ作りに失敗した場合はどうすればいいですか?
A:牛乳の温度が適温でなかったり、レモン汁を急に入れすぎたりすると失敗することがあります。60~70℃の温度を守り、レモン汁はゆっくりと加えることが大切です。
Q:サワーチェリージャムの代わりに市販のジャムを使ってもいいですか?
A:はい、お好みのジャムで代用可能です。ただし、サワーチェリーの酸味がオストカーカの風味を引き立てる重要な要素なので、酸味のあるベリー系のジャムがおすすめです。
Q:なぜ温かいうちに食べることが推奨されているのですか?
A:オストカーカは温かいうちが最も香り高く、しっとりとした食感を楽しめます。スウェーデンの伝統的な食べ方でもあります。
Q:アーモンドはどの程度細かく刻めばよいですか?
A:粗めに刻むことで、食感のアクセントになります。5mm程度の大きさを目安に刻むと良いでしょう。
Q:残ったオストカーカは保存できますか?
A:冷蔵保存は可能ですが、風味と食感を最大限楽しむために、作りたての温かいうちに食べることをおすすめします。食べる際は軽く温めなおすと、本来の美味しさに近づけることができます。
Q:サワーチェリージャムを市販のものに変更できますか?
はい、可能です。ただし、手作りジャムの方が甘みと酸味のバランスを調整できます。市販品を使用する場合は、酸味のある品種を選びましょう。