2024年12月18日の「カズレーザーと学ぶ」で紹介された睡眠の質を高めるキムチ鍋の作り方を紹介します。
寒い季節に体を温める鍋料理として親しまれているキムチ鍋ですが、実は良質な睡眠をサポートする効果が期待できる食材の組み合わせだったのです。キムチの乳酸菌とエビのグリシンの相乗効果で、ぐっすりと眠れる特別な一品に仕上がります。
広島大学医学部の堤理恵先生監修のもと、科学的な視点から解説された安眠効果を引き出すレシピをご紹介します。
キムチ鍋の作り方
寒い季節にぴったりのキムチ鍋は、単においしいだけでなく、良質な睡眠をサポートする効果が期待できる鍋料理です。キムチの乳酸菌がセロトニンを増やす働きがあり、エビに含まれるグリシンが深い睡眠を促進する相乗効果が注目されています。
キムチ鍋のレシピ
材料と分量:3~4人前
- キムチ鍋の素:1袋
- エビ:10尾(殻と背ワタを除く)
- 豚肩ロース:100g
- レタス:1/2玉
- エノキ:1袋
- 長ネギ:2本
- ニラ:1束
- キムチ:50g
- STEP1下準備長ネギは斜め切り、レタスは食べやすい大きさにざく切り、エノキは石づきを取り除きます
- STEP2スープを作る鍋にキムチ鍋の素を入れて沸騰させます(水で薄めるタイプの場合は指定の分量の水を加えてください)
- STEP3具材を入れる①エノキと長ネギを加えます
- STEP4具材を入れる②豚肩ロース、レタスを加えます(レタスの芯も捨てずに入れましょう)
- STEP5仕上げの具材煮立ったら火を弱め、ニラ、キムチ、エビを加えてひと煮立ちさせます
- STEP6シメの準備最後にうどんを入れてシメにすると、胃腸への負担が少なく安眠効果が期待できます
作り方のコツ
レタスの芯には苦味成分「ラクチュコピクリン」が多く含まれており、鎮静効果が期待できます
レタスは煮込むことで苦味が和らぎ、かさも減るためたくさん食べられます
エビは新鮮なものを選び、背ワタをしっかり除去することで臭みを防げます
キムチは最後に入れることで、乳酸菌の効果を最大限に活かせます
キムチ鍋によくある質問
レタスはいつ入れるのがベスト?
豚肉と一緒に入れるのがおすすめです。レタスは煮込むことで苦味が和らぎ、かさも減るため食べやすくなります。また、芯にも睡眠を促す成分が含まれているので、捨てずに活用しましょう。
エビは冷凍でも大丈夫?
冷凍エビでも問題ありません。ただし、解凍後はしっかりと水気を切り、背ワタを除去してから使用してください。鮮度の良いエビを選ぶことで、より良い睡眠効果が期待できます。
キムチの量は増やしても良い?
お好みで増やしていただけます。ただし、辛さが強すぎると就寝前の食事としては刺激が強くなりすぎる可能性があるので、適量を心がけましょう。
シメは必ずうどんでないといけない?
うどんがおすすめですが、お好みの麺類で代用可能です。うどんは消化が良く胃腸への負担が少ないため、安眠効果を期待する場合は特におすすめです。
豚肉は肩ロース以外でも良い?
バラ肉や肩肉など、他の部位でも代用できます。ただし、脂身が多すぎると就寝前の食事としては消化に負担がかかる可能性があるため、適度な脂身の肩ロースがおすすめです。
エビはどのくらいの大きさがベスト?
中サイズ(殻付きで1尾が7-8cm程度)程度がおすすめです。大きすぎると火の通りにムラができ、小さすぎると煮込み過ぎで硬くなりやすいためです。
市販のキムチ鍋の素以外でも作れる?
キムチと鶏がらスープまたは昆布だしなどを使って手作りすることもできます。お好みの辛さに調整できる点が手作りの利点です。市販の素を使う場合は、パッケージに記載された分量を参考に、お好みの濃さに調整してください。
食べるタイミングは?
就寝2~3時間前がおすすめです。これは体温の上昇と下降のリズムを整え、自然な眠気を促すのに適したタイミングとされています。