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マツコの知らない【防災グッズ】の世界【第2回】2022年9月

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防災グッズの準備や選び方に悩んでいる方へ。こんな不安を抱えていませんか?

「どの防災グッズから揃えていけばいいのかわからない」
「せっかく買った防災グッズを使わないまま賞味期限が切れてしまう」
「マンション暮らしだと避難所まで行くのが難しいかもしれない」

令和時代の防災グッズは「ポータブル電源」「カセットコンロ」「浄水器」という三種の神器を中心に、賢く準備することができます。さらに、調理不要の進化型や、スマートフォンで使える防災アプリなど、テクノロジーの進化により、より快適な避難生活を実現できる時代になってきています。

」で2022年9月6日に放送された内容をもとに、防災のプロフェッショナルである高荷氏の最新アドバイスを交えながら、これからの時代に必要な防災グッズの選び方をご紹介していきます。

マツコの知らない防災グッズの世界

令和時代に備えるべき防災グッズの選び方
調理不要でおいしい最新の非常食(2022年9月時点)
スマートフォンで活用できる防災情報ツール
在宅避難を前提とした備えのポイント

災害大国である日本では、いつ起こるかわからない自然災害への備えが欠かせません。この機会に、ご家族の安心・安全を守る防災グッズの選び方をマスターしましょう。

【目次】読みたいところにジャンプします

進化する防災グッズのトレンドと選び方【2022】

マツコの知らない防災グッズの世界

災害大国日本で注目を集める防災グッズは、テクノロジーの進化とともに大きく変化しています。従来の備蓄品から、快適な避難生活を支援する最新アイテムまで、令和時代の防災グッズの選び方をご紹介します。

令和時代の三種の神器とは

現代社会で最も備えておくべきは、インフラ停止への対策です。令和時代の三種の神器として、以下のアイテムが注目されています。

ポータブル電源とソーラーパネル
カセットガスコンロ
浄水器

これらは、停電・断水・ガス停止という現代生活の大きな課題に対応するための必需品です。特に都市部での在宅避難を想定した場合、これらのアイテムがあるかないかで、避難生活の質が大きく変わってきます。

防災グッズの進化が著しい理由

近年の防災グッズの進化には、以下のような背景があります。

包装技術の向上
デジタル技術の発展
在宅避難への意識の高まり
気候変動による災害の増加

特に包装技術の進化により、非常食の保存期間が大幅に延長し、5年以上の長期保存が可能な商品も増えています。また、デジタル技術の発展により、リアルタイムで災害情報を入手できるツールも充実してきました。

スマートな防災グッズの選び方のポイント

効果的な防災対策のために、以下のポイントを押さえておきましょう。

日常的に使用できるものを選ぶこと
家族構成に合わせた数量を確保すること
定期的な点検と入れ替えが可能なものをチェック
場所を考慮したサイズ選び

マツコの知らない防災グッズの世界

特に重要なのは、ローリングストック。非常時専用として備蓄するのではなく、普段の生活の中で使用しながら補充していく仕組みづくりです。

たとえば、カセットコンロであれば定期的なたこ焼きパーティーを開催するなど、使用する機会を意図的に作ることで、いざというときの使用方法にも慣れることができます。

ポータブル電源:災害時の電源確保に役立つアイテム

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停電時の電源確保は現代の避難生活における最重要課題のひとつです。スマートフォンの充電から家電の使用まで、状況に応じて選べる電源確保の方法を紹介します。

ポータブル電源は大きく2種類に分かれます。

小型ポータブル電源(500W程度)
大型ポータブル電源(1500W以上)

小型ポータブル電源

スマートフォンの充電
扇風機の使用(半日程度)
LEDライトの点灯

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大型ポータブル電源

エアコン
電子レンジ
炊飯器

マツコの知らない防災グッズの世界

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ソーラーパネルで充電する場合は、直射が必要不可欠です。窓ガラス越しの光では十分な充電が望めないため、設置場所には注意が必要です。

塩水で発電できる画期的な充電器

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ポータブル電源の代替として注目を集めているのが、塩水発電式の充電器です。この充電器の特徴は以下の通りです。

10年間の長期保存が可能
水道水と塩があれば発電可能
海水でも代用可能
USBポートでスマートフォンの充電が可能
ランタンとしても使用可能

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使用方法も簡単で、付属の塩と水を本体に入れて30回ほど振るだけで充電が開始されます。ポータブル電源と違い、長期保管による放電の心配もないため、防災用品として理想的な特徴を備えています。

停電時の照明テクニック

懐中電灯をトイレットペーパーの芯に差し込み(安定して立たせる) その上にペットボトルを載せるだけで簡易ランタンになります。これだけでかなり明るくなります。

懐中電灯やランタンの光を効率的に活用する方法として、以下のような工夫が有効です。

水のペットボトルを用いた簡易ランタンは明るい
少量の牛乳(キャップ半分くらい)を希釈した水での光の拡散もかなり明るくなる
サラダ油(キャップ5杯分)を活用した明るさの確保

牛乳に含まれる油脂が乱反射するため、一層明るくなるということです。

同様に、サラダ油を使用した場合も、通常の水を使用した場合と比べて格段に明るさが増します。油の光の乱反射効果により、一つの光源で部屋全体を明るく照らすことが可能です。

災害時の調理を支えるカセットガスコンロ!必要な備蓄量と活用法

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災害時、ガスは1ヶ月から最大2ヶ月程度止まる可能性があります。実際の生活での使用実験から、必要な備蓄量を紹介します。

カセットガスボンベの備蓄のポイント

最低基準:1人1本×7日分
ガスボンベ1本の使用時間:約60分
使用期限:7年

日常的な活用の重要性

防災専用にするのではなく、普段から使うことが重要です。使用しないまま保管していると、以下の問題が発生する可能性があります。

壊れて使えない状態になる
使い方がわからなくなる
部品が不足している

具体的な活用方法として、たとえばたこ焼きパーティーなどで定期的に使用することで、いざという時に確実に使える状態を保てます。

災害時の命をつなぐ浄水器!スゴイ浄水器と超スゴイ浄水器の違い

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災害時、水道は1ヶ月から最大2ヶ月程度止まる可能性があります。防災アドバイザーの高荷智也さんによると、浄水器は性能によって分類されます。

東洋技研 ストロー浄水器 mizu-Q

これはもっとも簡易的なタイプで、川や池、プールやお風呂の残り水からでも飲める飲料水が作れます。阪神大震災後の大ヒット商品で、の優良商品として認定され、メディアでも多く取り上げられました。

飲めるゾウスリム(すごい浄水器)

お風呂の残り湯や雨水、プールの水などを飲料水に変換できます。3段階のフィルターシステムを採用しています。

藻やごみを除去するフィルター
塩素や泥などの臭いを取り除く活性炭フィルター
大腸菌などの病原細菌やカビをろ過するフィルター

RO浄水器 エモータブル(超すごい浄水器)

こちらの浄水器は逆浸透膜を使用し、核戦争後の世界でも使用できるレベルの浄水能力を持ちます。最近は一般家庭でも購入でき、需要が増加しています。

調理不要でおいしい非常食の新常識

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非常食は「我慢して食べるもの」から「おいしく食べられるもの」へと進化しています。

マツコの知らない防災グッズの世界【第一回】では、25年保存可能な非常食を紹介しました。

サバイバルフーズ25年保存食【セイエンタプライズ】マツコの知らない防災グッズの世界
サバイバルフーズ25年保存食は、永谷園との共同開発による高品質な備蓄食品。フリーズドライ技術により25年という驚異的な保存期間を実現し、クラッカーやシチュー、カレーなど豊富なラインナップを展開。災害時の備えとして全国2,000以上の自治体が採用する信頼の非常食を紹介します。
サバイバルフーズはまずいのか?永谷園と共同開発した実力を徹底解説
サバイバルフーズは本当にまずいのか?永谷園との共同開発で実現した25年保存可能な非常食の実力を口コミをもとに徹底解説。水やお湯での調理はもちろん、そのまま食べてもおいしい理由や、1,000以上の導入実績がある理由を詳しく紹介。味や品質が気になる方必見の情報です。

災害時、電気は1週間、水道・ガスは1ヶ月から最大2ヶ月程度止まる可能性があります。そんな時に便利な、調理不要でおいしい最新の非常食をご紹介します。

揚げ入りさぬきうどん【調理不要】【お湯・水不要】

包装技術の進歩により、生に近い食感のうどんを常温で5年間保存できるようになりました。

調理不要でそのまま食べられる
生うどんに近い食感
本格的なだしの味わい
生のお揚げ入り(インスタントではない)
5年の長期保存が可能

アルミパウチに入った生のつゆと麺、お揚げが一緒に密封されており、温めなくても十分においしく食べられます。温める余裕があれば、さらに本格的なうどんの味わいを楽しむことができます。

備蓄用乾燥餅【水で60秒で戻る】

防災食の新定番として注目を集めているのが、フリーズドライの餅です。この商品の特徴として、以下が挙げられます。

専用の戻し水付き
60秒で食べられる状態に
つきたてのような食感
箸などの食器セット付き
きなこ、あんこなど複数の味が楽しめる

余分な飲料水を使用せずに済むよう、専用の戻し水が付属している点も、災害時の備えとして優れた特徴です。主食としてもおやつとしても活用できる多機能性も魅力です。

命を守る防災アプリ

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スマートフォンの普及により、リアルタイムで防災情報を入手できる時代になりました。命を守るために活用したい最新の防災情報ツールと、その効果的な使い方をご紹介します。

総合防災情報:特務機関 NERV 防災(無料)

地震情報や避難情報をプッシュ通知
防災気象警報の配信
災害情報のリアルタイム更新

ゲリラ豪雨予測アプリ:3D雨雲ウォッチ(無料)

ゲリラ豪雨の予測が可能
最新のレーダーシステムを活用
雨雲の発達状況を3D表示

地震津波の会(月額360円)

緊急地震速報を音声で読み上げ(あと○○秒で地震が来ます…的な)
到達までの残り時間を案内
複数の警告音から選択可能

これらのアプリを組み合わせることで、さまざまな災害に対する早期警戒が可能になります。特に地下にいるときなど、地上の状況が把握しにくい場所では、アプリからの情報が命を守る重要な判断材料となります。

重ねるハザードマップを活かす

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重ねるハザードマップ
重ねるハザードマップ |身の周りの防災に役立つ情報をまとめて閲覧

ハザードマップは、複数の災害リスクを一度に確認できる便利なツールです。

重ねるハザードマップでわかる情報

洪水による浸水予測
土砂災害の危険区域
津波の到達予測
高潮による影響範囲
火山噴火による被害予測

特に注目すべきは、火山灰の到達予測です。たとえば富士山の噴火時には、東京、神奈川、にまで火山灰が到達する可能性があり、直接的な被害がない地域でも対策が必要となります。

避難所までの経路確認のコツ

実際に避難所までの経路を歩いて確認する際は、以下のポイントに注意を払いましょう。

複数の天候での確認
・晴れの日と雨の日で異なる危険箇所
・夜間の見通しの悪さを確認
・季節による道路状況の変化を把握

避難に役立つ施設のチェック
・かまどベンチの設置場所
・マンホールトイレの位置
・ガソリンスタンドの場所(頑丈な避難場所として活用可能)

危険箇所の把握
・崖地の確認と迂回路の検討
・水たまりができやすい場所(内水氾濫の危険性)
・落下物の可能性がある場所

このような実地確認は、家族全員で行うことをおすすめします。子どもから高齢者まで、それぞれの歩行速度や体力に応じた避難計画を立てることができます。

避難所の収容率の現実

マツコの知らない防災グッズの世界

避難所に関する重要な現実を理解しておく必要があります。

東京の避難所収容可能人数は約2割
残り8割は在宅避難が基本
避難所の混雑状況を想定した準備が必要
自宅避難のための備えが重要

このような現状を踏まえると、可能な限り自宅で避難生活を送れるような準備をしておくことが賢明 です。特にマンション住まいの場合、エレベーターの停止や断水などへの対策は必須となります。

地震発生確率の調べ方

地震ハザードカルテ
J-SHIS Seismic Hazard Karte

地震ハザードカルテを使えば、お住まいの地域の地震リスクを具体的な数値で確認できます。

無料で利用可能なウェブサービス
住所を入力するだけで診断が可能
30年以内の地震発生確率を表示
震度別の発生確率も確認可能

たとえば、東京の都心部では今後30年間で震度5弱以上の地震が発生する確率が99.9%という地域もあります。このような具体的な数値を知ることで、より現実的な防災対策を立てることができます。

防災グッズで実現する、安心・安全な備えのある暮らし【総括】

令和時代の三種の神器(ポータブル電源・カセットコンロ・浄水器)の備え
塩水発電式充電器など、革新的な電源確保方法の登場
サラダ油を活用した効率的な照明確保の方法
調理不要で5年保存可能な進化型非常食の普及
60秒で戻る備蓄用餅など、手軽な非常食の充実
スマートフォンアプリを活用したリアルタイムの災害情報収集
重ねるハザードマップによる多角的な災害リスクの把握
避難所までの経路確認における具体的なチェックポイント
都市部における避難所収容率の現実(約2割)と在宅避難の重要性
地震ハザードカルテを用いた具体的な地震リスクの把握
防災グッズの日常的な使用による、緊急時の対応力向上

防災対策は、一朝一夕に完成するものではありません。高荷氏は「防災対策は短距離走ではなく、一生続くマラソンのようなもの」と表現しています。まずは自分や家族に必要な基本的なアイテムから始めて、少しずつ備えを強化していきましょう。

災害大国である日本で暮らす私たちにとって、防災グッズの備えは、より安心で安全な生活を実現するための大切な第一歩となります。

目次
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